Milkのメモ帳

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Webページひとつで地方と都心の格差を感じてしまった


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母親が明日は出かける用事があるらしく、私にバスの路線と時刻を調べてくれと言ってきた。

なので久しぶりに、地元のバスのWebページを見て時刻を確認しようと思ったのです。

ダメダメすぎて困っちゃう

Webページを見て最初に思ったこと。

10年前のWebページかよ!

見ていて情けない・・・

今時、よっぽど素人の書いてるブログの方が見栄えが良いぞ?

UIが分かりにくい

路線検索の機能があって、乗車場所と降車場所を入力すると出発時刻等も含めてバスの検索を行うという機能があった。

嫌な予感はしてたんですよ。うん・・・


場所の入力欄があるのに手入力ができない。

押したら、50音順やら地図で検索やらの機能に飛んでいく。

紛らわしい・・・使ってイライラする。

何故そこに空欄を作るのかの意味が分からない。

確かに50音順で選択すると、その欄に停留所の名前が入る。でもテキストボックスっぽくなくていいでしょ。

本当に紛らわしい!!

普通そこにカーソルが入ると思うでしょ・・・なんなんだよ;

それに、今時は手入力してAjaxで候補検索かけるとかあるんですよ。どんだけ遅れてんだよ!

知りたいのはそういうことじゃない

もう一つのイライラポイントは、検索した後のこと。

それっぽく乗り換えの案内が出て、それが何番線かの表示がある。

もちろん目的地に行く方法というのは、バス以外の方法もあるわけだ。

特に目的地へ1本のバスで行けず、乗り換えが必要な場合は、その乗り換えを行う場所からバスではなく電車へ切り替えることもありうる。

だから必要なのは、乗車場所には何時にバスが着て、何処に止っていって、そこに何時に着くのかという情報だ。

検索で示された番線の時刻表を見ようとすると、停留所を選択するようになっていた。

これも嫌な予感はしていた。


乗車場所の停留所を押す。

その停留所の時刻表しか出てこない。つまり、何時にそこの停留所にバスが来るかとしか書いていない。

欲しい情報は違うんだよ!!

目的地にどれくらい時間がかかるのか。そして何分間隔で運行しているのか。それに何処に止まるのかという情報も必要だ。

まったくもってユーザー視点じゃない。

いつまでも”田舎”のまま

最近、生活していて田舎に帰ってもいいかな、なんて思ったりもしていた。

だが、今日の一件で「田舎はマジで田舎で、何も進歩していない・・・」と痛感した。

感覚がローカル過ぎるのだ。

バスに乗る人が少ないから路線を維持できないとかニュースになっていたが、あのWebページを見たら乗る気は失せる。

自己満足のWebページで、ITの欠片もない。

いや・・・本当にイラついたので、ここまで酷評するんだけど、お客のこと考えてるんか?と言いたくなるUIと機能だ。

IT投資が弱すぎる

Webページだけを見ても、ITに対しての感覚が鈍すぎると感じた。

現代の業務はITを切り離しての仕事は不可能だ。

そして、特にユーザを多く取り入れることが出来るかは、本業に加えてIT設備投資が必須だ。


Webページに関して言えば、今時、スマホを持たない人がどれだけいる?

これからの若い子達が大人になっていったとき、スマホやタブレットを扱えない子はいないだろう。

そうなれば、Webアクセスの方法を改善することや、アプリ開発への投資は必然だ。

ただでさえバスの運行は時刻通りじゃないからという理由で敬遠されがちなのに、サッと乗り方が分からなければ誰が乗る?

特に、地方は観光業が要だ。ということは、初めて来る人が多くないと困るのだ。

そう考えると、初めて来る人が理解しやすい仕組みを作らなければ誰が利用する?

「交通の便が悪いよね。」という感想を抱かれて、もう二度と来ないだろう。

現在の住んでいる人間だけでバスを支えるのは限界だ。

既に少子化で、地方の人口減少は始まっている。それに地元民は自分で車を持つ。

誰が使うんだよ。バスなんて。高齢者だけだ。

だから、観光客に乗ってもらわないと、自分たちの収益の対象のパイが広がらないのだ。

ITが”補佐”である時代は終わった

先日、ある観光場所の管理をする会社で求人があったので、内容を読んでみた。

社内システム保守(特にWebページ)のエンジニアを募集していた。

がしかし、給料は今の自分の月収の半分をちょっと超えたぐらいだった。(私は入社して5年ちょっとの平社員ですよ?)

正直、ふざけてるのかと思った。冗談きつすぎる。

ITエンジニアをパソコンの詳しい便利屋さんみたいに思うなよ。

本業ではなく、ITなんて脇役だなんて未だに思ってるんだろうか。

そう思っている会社は、これから先、間違いなく潰れる。

ITにどれだけ投資出来るか、そしてどれだけ上手くITのイノベーションを自分たちの本業に取り込めるか。それがポイントだ。

だから、会社の中に強いIT部門を持てるかが、これからは勝負なのだと思っている。


地方の企業は思い違いをしていると思う。

ITはもはや仕事効率を上げる補助的な役割は終わった。

ITは、それを基板とし新しいマーケットを開拓する必須の事業分野に既に変わっているのだ。

つまり本業の中にITは組み込まれた。それなしでは生き残れない、寧ろ当たり前の話になった。


だから、”田舎”はいつまでも”田舎”と呼ばれるのだ。

身内でしか情報を交換せず、本流がどのように動いているのかを理解しないし、理解しようともしない。

非常に閉鎖的だ。そして、行動がとても遅い。

先ほどのバスを例に上げるなら、バスは既に無人化しようとしている。

http://www.asahi.com/articles/ASJ775FQXJ77ULFA01Z.htmlwww.asahi.com

流通分野では、クロネコヤマトは無人配達を実現しようとしている。

jp.autoworldnews.com

もう、今までと同じことを続けていればいいという時代は終わったのだ。

同じことをし続けるということは、誰かが真似するのを待っているのと同義だ。


これだけ厳しいことを言うのは、それだけ田舎と都心でのスピードと情報量が違うこと、そして意識の違いに衝撃を受けたからだ。

いや、寧ろ怒っている。

何もユーザ目線でないし、形だけのITだ。本質を分かっていない。

東京にいて仕事をしていても、世界から遅れていると感じる。

本当の話、遅れている。

田舎に戻ってきた今、この状況を見たら悲しくなった。

地方活性化なんとかかんとかって言ってるけど、私はITの分野でしか話は出来ない。

その方面から言わせてもらうと、ITへの投資を”本業の補佐”として捉えている限りは、地方活性化はありえない。

それだけは言える。もう仕事はITそのものへと進化し浸透したのだ。

その認識を持ってもらわない限り、地方はいつまでも”田舎”のままだろう。