Milkのメモ帳

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君はAIを出し抜くことが出来るか?【みずほ銀行編】


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こんにちは。Milkです。
最近、やたらと「AI」ですよね。

今回、うん?!と思った記事は、こちら。

www.nikkei.com

どうやら、みずほ銀行が「AI」を使った消費者金融業界に参入するらしい。

個人向け融資を判断するのは「AI」

さて、世の中にはなんでもかんでも、とりあえず「AI」と名前をつけとけばOKみたいな風潮がある。

話を聞くと、どの部分が「AI」に該当するのか分からん・・・というのも結構あるのだ。

今回、みずほ銀行とソフトバンクが出資する「Jスコア」と言う会社が、個人融資向けの融資額や金利を個々人ごとに算出する部分に「AI」を実装するそうだ。

AIについては以前、少し解説したのでこちらを見て欲しい。

www.milkmemo.com

判断基準は学歴と・・・

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参照:AI融資で若者開拓 みずほ・ソフトバンクが自動評価 :日本経済新聞

少しえげつないなぁと思うのは、基本的な判断基準は「年齢・最終学歴・勤務形態」などらしい。

高学歴の方が優遇されるのだろうか。

また、任意の質問である「趣味・毎月の支出・外食の頻度」などを入力すると、総合スコアがより正確になり、融資額が決まるということだ。

この部分を入力しないと、大雑把な計算になって、融資可能額が低く設定される可能性があるということなのかもしれない。

金利は年0.9~12%としていて、貸金業の規制があるので年収の3分の1以上は貸せないということらしい。

また、低金利なのでターゲットは若者を想定しているみたい。

他行は個人融資を既に行っており、この分野の変革を行うことは、その会社の人員の削減に直結する。

みずほ銀行は不思議なことに、今まで個人融資は行っておらず「AI」利用によって、数十人の体制でこの事業をスタート&維持することになるらしい。

そういう意味でもコストを低く抑えられるということだ。

攻略法が見つかるんじゃない?

この記事を読んで、単純に思ったこと。

これ・・・融資額を増やすための攻略法が見つかるんじゃないの?

基本的な質問である「年齢・最終学歴・勤務形態」は詐称すると、訴えられるリスクが高い。

学歴詐称なんて、一発で見抜かれる。

ただしだ。個人のプライベートの過ごし方について答えると言うのは、性質が少々異なる。

簡単に言うと、「確かめようがない」ってこと。

数十人で事業展開しようとしているのだから、それぞれが探偵ごっこをして日常生活を監視するわけにもいくまい。

ましてや、「最短30分!」を謳っているのだから、本人の家に行くまでに30分かかっちまう(笑)
(いやまて・・・最短30分であって、30分で融資が決まるとは言っていない・・・(困惑))

まぁ、そこは置いといてだ(笑)

他の機関を利用しないと、本人の生活実態なんかは分からないわけだ。

そうなると・・・そこにはゲーム性が出て来る余地があると思うんだよね。

恐らく、この手のAIは過去の融資した情報と、その人や会社の経歴について大量に貯め込んでおり(もちろん個人融資はしていないので、中小企業や大企業への融資を基本データとして使う可能性が高い)、その中から近いものを引っ張ってくると言うアルゴリズムだろう。

と言うことは、「良い子ちゃん」を演じれば、自分の中での最高の融資額を引き出せる可能性がある。

この情報を若者同士で共有出来れば、「みずほ銀行個人融資攻略法」なんてものが出来てしまう。

「みずほ銀行」の対策は?

どこまでを想定して設計しているかが問題だ。

例えば、融資を行って返済が滞るという事がいくつも出てくるはず。

過去の事例と傾向から算出したのに、どうも返済率が上がってこない・・・

と言うことは、何か他のパラメータを追加しなければ、正確な融資金額を算出できないとなるはずだ。

この時、AIに対して機能拡張が想定されているならまだましだ。

でも、算出するためのパラメータを増やすことによって、AIの最適化を一からやり直し!(いわゆる、チューニング)みたいなことになれば、その間どんどこお金だけを引き出されることになる。

仮にディープラーニングのように、自ら学習を行いパラメータを自分で微調整するタイプなら、まだ柔軟に対応できる「可能性」はある。
(どちらにせよ、”何”の情報を与えて学習させるかがキーポイントになるわけだが・・・)

確実に回収したいと考えるなら、やっぱり常にその融資した人間を監視し続けることになる。

これは、「次からその人には融資しない」と言うことで終わる話ではない。

なぜなら、その「AI」は、優等生の解答を行った人に対して、どんどこ”適切”なお金を融資してしまうからだ。

新顧客に対して、返せないのに「貸してあげる!」と優しい寄付をしてくれちゃうことになる。

この場合「AI」の改良を行うために、「AI」を止めて直接に人間が処理するという方向に切り替えるか、「AI」が自分で学習するAIであるなら、融資した人間に対し何かの情報発信を常に求める方向にするしかない。
(例えば、定期的にスマホのアプリがAIに接続して監視し、お金の使い方は電子マネーで決済することを強要するとか。)

まぁ・・・どちらにせよ。不便だ(笑)

今がチャンスだぜ!You☆

このサービスは、2017年9月25日に稼働し始めたらしい。

上手く「AI」を騙すチャンスがあるとすれば、「今」だ。

なぜなら、相手はまだ融資している回数が少ないからだ。

自分の範囲で満額引き出すには、周りの「満額引き出し成功者」の答えを調達するのが手っ取り早い。

この「AI」は精度が上がっていくタイプなのかは全く不明なのだが、仮に精度が上がるなら(どうやって上げるのか不明だけど)なおさら今しかない。

過去のデータによる分析から算出するタイプの「AI」なら、「満額引き出し」が続出すると、このサービスは停止する可能性が高い。

ということで、少しでも多く借りたいなら今しかない。
(ここで断っておくが、個人融資を推奨しているわけではない。借りないにこしたことはない。)

クラッキング手法としては地味だが、これが一番有効な気がする。

パチンコなら、フィーバーが出過ぎて店が一時閉店みたいな?(笑)

最後に

新しいサービス展開を行うのは大変結構。

ただ、「みずほ」だからなぁ・・・がつきまとう。

そもそも、勘定系システム(基幹システム)が正常に稼働するかも怪しいのだ。

itpro.nikkeibp.co.jp

この案件は、延期に延期を重ねて、人を詰め込めるだけ詰め込んで、まだ稼働していない(2017年9月26日時点)

www.milkmemo.com

完全切り替えは2019年らしい。そもそも、これは2014年に開発完了で順次稼働が始まる予定だった。

それが、完成したのが2017年7月31日。いかにICTに弱いかが分かる。

参加している構築ベンダーは、日立やIBM、富士通にNTTデータなど、それなりに勘定系システムに精通しているベンダーだ。

これをコントロールしきれていないか、丸投げなのか。

それとも、仕様を「みずほ」自身が理解できていないのか・・・

とにかく、宝の持ち腐れで、「早く仕上げろ!」と怒号をあげている状況しか想像できない(汗)

はて・・・ここで、「AI」を停止させるような、攻略法が見つかれば・・・

「みずほ銀行」は更なるダメージを受けることになるだろう。

個人融資だから痛くも痒くもないと思っているのかな?

私の悪い心がニタニタ笑う。行く末が楽しみだ。

上手く成功するといいね。

それでは、今回はこの辺で。

adios!!