Milkのメモ帳

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AMP対応は諸刃の剣。意外な落とし穴が!


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こんにちは。Milkです。
以前、AMP対応の話をしましたね。

www.milkmemo.com

実は、最近になって不思議な現象が出てきたんです。

それは広告単価という問題。


AMPの問題点

さて、AMPがどのブログでも順次対応がなされて来ています。

それはなぜか?

単純に言ってしまうと、Googleの検索の対応でAMPの方が優遇されるからです。

つまり、検索に引っかかりやすくなるということ。

実際に私のブログも、Tips系の記事は検索での流入が多くなり、毎日7割ほどの閲覧者は検索で来られた方になっています。

AMPに対応する前までは、全体的にPV数(閲覧数)が下降気味になり始めていて、原因が分からなかったのですが、対応を行うとPV数は以前の数をキープ出来るようになってきました。

より、「検索」が強化されたようなのです。

AMPは「モバイル」で検索された時に適用されるページになります。

今ではスマホで簡単に検索が出来る時代。また回線速度の問題もあり、高速でデータ表示が出来るようにする必要性が出てきました。

実際にAMP用のページを見たことがないという方は、試しにこちらのページをスマホで見てみてください。

 F1の2017ドライバー紹介

画像をかなり使っていますが、読み込みは早いはずです。

このように、表示速度をあげるためにAMPと言う仕組みが必要になってきたのです。

しかし、ある落とし穴が・・・

広告表示が追いつかない

digiday.jp

こちらの記事でレポートされていたのですが、実は「AMPが高速過ぎて広告表示が追いつかない。」と言う問題が出ているそうです。

確かにそうかも・・・

広告表示が行われる前に記事が読み終われば、広告を掲載した意味はありませんし、実際にクリックされる可能性も低くなります。

広告主としては大変な痛手。

また、それと同時にWebメディアの中に埋め込みを許して、広告費の一部から収入を得ている人にとっても痛手です。

少しここは説明が必要だと思いますので解説します。

「Google Adsense」の仕組み

www.google.co.jp

広告主はGoogleに対して広告の掲載費を出して、広告依頼を出します。

Googleは、「Google Adsense」と言う仕組みを持っていて、広告掲載をしてくれるWebサイトを募集します。

しかし、様々な条件をクリアしたWebサイトに対してしか広告掲載のOKを出しません。
(これは、低品質なWebサイト、例えば18禁サイトなどを広告表示対象から除外するためです。広告主のイメージを下げるようなことにならないように配慮しているのです。)

広告掲載がOKとなれば、場所を貸してくれたということで閲覧時間やクリックによって、広告の単価が決まり、Webサイトの管理者に収益が入ります。

例えば、「広告が1回クリックされると○○円」とか。

この広告の表示の仕組みは様々で、閲覧者が他のサイトで広告をクリックした情報を元にして似たような広告を出してみたり、記事に関連がありそうな広告を出してみたりと、とにかく「その人に適切な興味を持ってもらえる広告を表示できる」よう、そのアルゴリズムは日々改良がなされています。

なので、Googleの広告の場合は、表示される広告は閲覧者に最適化されており、Webサイト管理者が何か操作しているわけではありません。

そういうわけで、いろんな広告が表示されることになるのですが、それぞれ興味のあることが違うのでクリック単価(1クリックあたりの単価)は日々変動することになります。

また、AMPによって表示が早くなることは、そもそも広告が意味をなさなくなる確率が高くなり、広告主にとっても、Webサイト管理者にとっても、苦しい状況になります。

特に広告掲載の依頼主は、広告が出されるチャンスさえ奪われると言うことになるのです。

広告単価が低い

これは、私がAMPに対応してから実感していることなのですが、とにかく「AMP用の広告」は単価が低い!

現在、このサイトはPCからの閲覧とモバイルからの閲覧は同じように表示されるようにしています。

ここには通常のGoogleAdsense広告を使用しています。

ただし、モバイルの検索流入やTwitterからの閲覧などは、「AMP用」の形になって表示するようになっています。
(これにはHTMLタグ等の変更を行うなどの対応が必要です。)

なぜAMP対応を行ったかというと、ユーザーからすると閲覧表示速度が早いという大きなメリットがあることです。また、少しゲスい話になると検索で上位に表示されるという優遇処置があるからです。

なので、しばらくこれで運用していましたが・・・

AMPに対応してから広告収益が音が出るんじゃないか?!と思うぐらいの勢いで、ベッコリ減りました。

オープンにして言ってしまいますが、今までは一日あたりペットボトル2本ぐらいは収益が出ていたんですけど、今は缶コーヒーも苦しいw

いや・・・缶コーヒーも飲めない!!

広告にも種類がありまして、それぞれの広告がどれぐらいの単価で稼いでいるかを見ることが出来ます。

あまりに急激に変化したので分析を始めたのですが、「AMP用」の広告単価(クリック単価)が異状すぎるぐらいに低いことが分かりました。

クリック単価ですから、これは実際に表示されて閲覧者がクリックしたことを示しています。

ですから通常のWeb表示と同じ条件のはずなのですが、「AMP用」はクリック単価が通常のWeb表示に比べ、1桁ほど違うのです。

ビックリしましたよ。

そりゃー、いくらクリックしてもらっても、缶コーヒーも飲めないわけだ・・・

結局、AMPは得か損か?

Googleの方針としては、検索サイトとしての占有率を落としたくないと言う理由から、AMPを推奨する方向に舵を切るようです。

また、AMPに変換するコンバーターを開発していた企業を買収しました。

japan.cnet.com

このことからも、AMPを推進していく態度が鮮明になってきています。

ですから、AMP対応のWebサイトが優遇され、数年ほど経てばAMP対応は当たり前の時代になるでしょう。

現在でも、広告の表示スピードを上げるためにGoogleは改良を重ねているようですが、記事内容はキャッシュからそのまま表示されますが、広告は最適化(内部で瞬時に広告掲載のオークションがなされている)してから表示ですので、その差は縮めたくても限界があるのかもしれません。

かなりこれは時間がかかる問題ですね。

Webサイトが十分にAMPで満たされれば、広告単価は上昇する可能性はあるかも?知れません。

それしかWeb広告を出す方法がありませんからね。

ですから、長期的な目で見ると(本当に年単位)AMPへの対応は必須となるでしょう。

しかし、短いスパンで考えると、AMPに対応することは広告から収益を期待している人にとって、がっかりする結果になるでしょうね。

自分も対応をしてみて初めて色々分かりました。

しかし、悪いことだけではなくて、今の時点では検索流入は向上する傾向がありますので、そういう面ではメリットがあります。

ただ、これもAMP対応サイトで満たされると、現在のSEO対策の人たちの合戦になって、上位表示はなかなか難しいのかもしれません。

まとめるとこうなります。

【短期的な見方】

  • GoogleはAMP対応サイトを推奨し、優遇する処置をしているので検索流入の向上が見込める。
  • 現時点では、広告表示速度や広告単価について二の次なので、広告主や掲載によって収益を得たいWebサイト管理者にとっては不利益が発生する。

【長期的な見方】

  • WebサイトはAMP対応が当たり前の状況になる可能性がある。
  • 十分にAMP対応サイトが増えれば、優遇処置は無くなる可能性がある。
    (つまり検索流入が不安定になる可能性はある。)
  • 広告への対応が徐々に改善される可能性がある。

ですからWeb広告に関しては、Googleが想像する「インターネットの世界」が実現してから、どのように対応されるのかということにかかっています。


最後に

さて、この「Milkのメモ帳(Milk's Memo Note)」は、AMP対応をしばらく続けてみようと思います。

将来的に見て、AMPに対応は必須になるでしょうし、私としても自分でサイトを見た時に、

「AMPだと、はえええええええええ!!!サクサク読めるじゃん!」って思って快適だったからです。

やっぱり、皆も快適な方がいいよね?

という事でAMP対応は続けようかな。

まぁ・・・缶コーヒーも買えなくなっちゃったのは、ちょっと辛いけど・・・(´;ω;`)

AMPは現時点では「諸刃の剣」だと言うことです。

PV数と広告収入。さて、どちらを取るべきか。

それは、あなた次第。

それでは、今回はこの辺で。

adios!!