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Milkのメモ帳

日々の思いつきを忘れないようにのメモ用です。

Milk's Memo Note

日々の思いつきを忘れないようにのメモ用です。

バカになる薬を飲んでいる

おはようございます!Renaです。病気についての記事だよ。

はじめに

この記事は決して服薬治療を否定するものではありません。

私はこの治療によって最悪の事態を免れています。

精神疾患は病気によっては薬に頼るほかないものが存在します。高血圧や糖尿病のようなものです。

なので、服薬治療をお医者様から勧められている方は勝手な自己判断でやめないでください。

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バカになる薬と病気

双極性障害について

私は双極性障害1型という病気です。過去には躁うつ病と呼ばれていました。

うつのときはベッドから起き上がれず、過眠または不眠、過食または食べないといった症状や希死念慮(「死にたい」と思うこと)が現れます。

逆に躁のときは寝ずに食べずに働き続けます。

頭が冴えわたり、壮大なアイディアが浮かび、実行力もあります。

が、寝食なしで何十時間も働き続けられるわけもなく、しばらくするとうつに転じます。

薬について

この躁うつの上下方向の激しい波を小さく穏やかにするために薬を用います。

イメージでいうと波の振幅(ふれ幅)を小さくする感じです。

薬を飲むと頭がぼーっとしてきます。

様々なモノの見え方、思考、感情に変化が起きます。

変わってしまったもの

  • 周りの世界の見え方

躁のときの世界は視力5.0の世界のようなものです。

小さな刺激・モノも見落とすことなく、否が応でも視界に入ってきます。

でも、見え過ぎるのです。

入って来る情報量が多すぎていつかは疲れてしまいます。

そこで、お薬を飲みます。これは目がいい人が眼鏡をかけるようなものです。周りの景色がぼやけます。

お薬によって程よくぼんやりした世界にするのですが、一度視力5.0の世界を知っているがために、自分が以前のようには見えなくなった、何も見えなくなったと感じてしまいます。

正直焦ります。

こんなに周りが見えない世界で生きていけるのかと不安になります。

  • 自分の思考

見えなくなるのは何も周りだけではありません。

自分自身の思考もよくわからなくなります。

躁という頭がフルに回転する状態を一旦止めるのが薬の役割です。

よって服薬で、以前のように内省するのは困難になります。

もっと考えよう考えようとしても、もやがかかったようになり、手を伸ばしても空を掴むようで、何も手応えがありません。

つまり、バカになっているのです。

深く考えられない。

このことほど私を苦しめるものはありません。

休学・休職

私の休学

大学時代に発病し、2年間休学しました。

休学中、私に与えられた課題は「何も考えないこと」でした。

テレビを見るのも、読書をするのも禁止されました。

それらは刺激になり、その小さな刺激を元に頭がフル回転を始め、止まらなくなるからです。

何をすればいいか医師に問うと、「寝ていてください。何もしないで」と言われました。

私は20歳前後の2年間を、ベッドに横になり、天井を見つめることのみして過ごしました。

外では海外に行く友達、成人式に行く同窓生、遊びほうける人、大学での研究に打ち込む人など様々な人がいましたが、私がしたのは天井を2年間眺め続けたというだけです。

Milkの休職

いま、そばにはMilkがいます。

彼も別な病気ですが、休職中の身です。

正直に言って彼を見てつらいのは、彼が様々なことを考え、実行していることです。

私にはその考える権利すらなかった。

実行すれば躁を疑われるので、何もできなかった。

さらに休学も後半になると、寝続けているだけなので筋力が衰え、何かをする体力すら残っていなかった。

私は2年もあって何も成し得ていない。

目の前にいる彼がどんどん成長していくというのに、私の2年は何だったのか。

さいごに

悔しいです。

考えようとしても、何も考えられないのです。

自分はバカなんじゃないかと思います。

私はこれまで一生懸命勉強してきました。

内省だってしてきました。

けれど、もう考えるということ自体が困難です。

仕事はなんとか出来ていますが、薬と病気さえなければ、私はより高いパフォーマンスを発揮できます。

自分の持てる力を出し切れない人生になんの意味があるのかとも思います。

いつもいつ躁転、うつ転するかわからない恐怖に怯え、2割程度の力で暮らしています。

けれど生きねばなりません。

バカなまま、思考も内省も満足にできないままいる自分が嫌いです。