Milkのメモ帳

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それを”クラウドファンディング”と呼んでいいのだろうか?


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こんにちは。Milkです。
最近、「クラウドファンディング」と言う名前を聞きますね。

最近、やっと浸透し始めた「クラウドファンディング」という言葉。

ただ・・・私は何か違和感を感じることが多いのです。

これは、一部の人に反感を買うことがあるかもしれない。だから、あまり気が進まないならここで見るのを辞めることをお勧めします。


それを「クラウドファンディング」にカテゴライズしてよいのか?

クラウドファンディング(英語: Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。ソーシャルファンディングとも呼ばれる
(中略)
クラウドファンディングは、クラウドソーシングのコンセプト(個人が多くの人々からわずかな寄与を集め、利用することで目標に到達するという大雑把なコンセプト)にその原点がある。クラウドファンディングは、特定のプロジェクトまたはベンチャーの資金調達をするために、多くの人々から少額の寄付を通して出資を集めるというこのコンセプトの応用である。
(中略)
クラウドファンディングは資金提供者に対するリターン(見返り)の形態によって下記の3類型に大別される。
・ 金銭的リターンのない「寄付型」
・ 金銭リターンが伴う「投資型」
・ プロジェクトが提供する何らかの権利や物品を購入することで支援を行う「購入型」
クラウドファンディング - Wikipedia

つまり、何かを提供することを約束し、少額でも多くの人から資金を集めることによって実現させる。(「寄付型」はこれに当てはまらないが)

「クラウドファンディング」と言う仕組みは、インターネットと言う媒体とともに成長を続けてきたものだ。それが今までと大きく違う部分だろう。

アピールのしやすさと参加の敷居の低さが、この「クラウドファンディング」を支えている。

私の思う本来のクラウドファンディング

さて、Wiki先生によると3種類に大別されると書かれていたが、本来は「購入型」をクラウドファンディングと呼んでいたと思う。

例えば、社内で企画として個人的に持ち込んだが、どうしても上からの承認が下りなかった。

でも、この製品は世の中に対して意味あるものとなることを、自分は確信している。

銀行に行って資金援助を頼んでも理解してもらえない。

だから、「クラウドファンディング」を利用して、そのコンセプトや最終的な予想の形を公開することで資金を一般の人から募集する。

あるいは、ベンチャーとして立ち上げたいが資金が圧倒的に足りない。

でも、実現したい新しいシステム(仕組みという意味)がある。だから「クラウドファンディング」を利用する。

つまり言いたいことは、「新しい何かを生み出すために資金を得る仕組み」であると解釈している。

それはクラウドファンディングなのか?

ただ、少し気になることが出てきた。

それは、製品やシステムと言った、新しく何かを生み出すための資金集めと言う内容から外れた形で利用され始めたことだ。

要は、何に投資したかが曖昧なものだ。

確かに、一般の人に少額から資金を集める”手法”として、それはクラウドファンディングにカテゴライズされるのだろう。

でも、私の中に違和感がある。

それは、先程述べたように、結局何に投資したのかが見えないからだ。

何かを”得る”ために利用されるクラウドファンディング

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これから書くことは少々辛辣な内容であることは承知している。

でも、その違和感を書き出したいのも事実だ。

最近見かけるのは、「○○が欲しいので出資をして下さい」という内容のものだ。

そして、その対象が「Mac」である確率が高い。

違和感は幾つかある。

  • 何に対して我々は投資したら良いのか
  • それは「新しい何か」を生み出すことになるのか
  • どうして「Mac」なのか(Macがダメと言う意味でなく、なぜ高額のPCを求めるのか?と言うこと)

などだ。

私は、入社したてでお金がない時、秋葉原で3万円のノートPCを買った。 懐かしい(笑)

業務用でノートPCのくせに重いし、64bitOSが主流になりつつあるのに32bitOSだった。それに無線LANカードも搭載してない。でも、有線でつなげればどうにかなる。

(正直に言えば、7万円のデスクトップも購入したがこれは分割払いにした。また少しこれは用途が違うので購入したのだが、ディスプレイは買う余裕はないと思い、家の小さなテレビをディスプレイ代わりにしていた。結果的にはサーバとクライアントの関係を勉強するのに役立った。)

でも、プログラミングを勉強するにはそれで十分だった。

少々動作が重いのは仕方の無いことだし、でも十分にデバッグの速度は出せていた。

今現在は利用していないが、実は今でも手元にあって、これはFedoraと言ったRedHat系のOSを試すために利用できないかな?と今は思っている。
(Fedoraはバージョンアップが激しいので有名。突然に大きくGUIレイアウトを変えたり、操作を方法を変更したりして常に挑戦的なOSだ。)

私は、今でも新しい技術の勉強をするのに、昔の古いPCを使い回したりしている。

現在は自分で貯金をして、ある程度のスペックのPC環境を揃えることが出来るようになったが、それでも高額の買い物には躊躇する。

つまり言いたいことは、最初からハイスペックな環境を求める必要性はあるのか? それに相当する技術を身につける保証はあるのか? という点だ。

www.milkmemo.com

変な燃え方をした記事だが、私が言いたいことは「勉強するのなら、最初から良い筆を使う必要はない。」と言うことなのだ。

募集の内容を何度も読み返しても、それが「Mac」である必要性はないと言う結論に至ってしまう。

「資金提供の見返りを渡している。」と言う主張もある。だから問題ないのだと。

しかしだ。そこに「新規性の製品やシステムを実現する」と言うコンセプトや将来性を見出すことは出来ない。

残念ながら、低価格帯のPCでも十分に目的が果たせてしまうのだ。

イラストを描いたり、ブログを書いたり・・・それは自分の出来る範囲で先ずは練習し、スキルがその範疇を超えたと思った時に募集をかければよい。

最初から練習場所に、サッカースタジアムを貸してくれと言っているように思える。

公園で練習して、次のステップではもっと広い場所で練習して。

そうやって身につけていった結果として、プレーする場所としてそこでなければダメなんだと言う説得力が伴うなら喜んで賛同する。

しかし、そのような事例に今まで出会ったことはない。

クラウドファンディングにカテゴライズしない方が良いのでは?

結局のところ、この種類の資金集めは「人」に対する投資だ。

昔は、絵師はパトロンを見つけることによって、絵に専念することが出来た。

これに状況は近いと考えている。

だから、確かに資金を集める方法論としては「クラウドファンディング」なのだが、その達成目標が既存の物の購入というのは何か違和感を感じる。

もっと「人材育成への投資」と言った意味合いの名前が付き、別のカテゴライズを行うべきだと考えている。

そうでなければ、クラウドファンディングの良い側面が打ち消され、「現状で手に入らない物を手に入れようとする仕組み」として認識され始めるのではないか?と懸念している。

最後に

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Photo by Karim Boubker on Unsplash

これからギターの練習をしようと思っている人がいるとする。

そんな彼?彼女?に対して、FenderやGibsonを最初から買ってあげる必要はない。

皆、最初は自分で購入できる背丈にあったもので練習を始めるものだ。

そして、段階的にそれらの楽器が高い意味を理解していくだろう。

チャレンジすることは良いことだ。私も応援したいと心から思っている。

だから、先ずは自分のスキルを高めることに集中すべきではないだろうか。

そして、「自分が何かを世界に発信できる!」と確信を得た時、「周りの人の資金を借りてでも夢を実現させたい」と思った時、クラウドファンディングを利用するのが良いと思うのだ。

会社も銀行も見向きもしてくれない。だけど、自分には絶対の自信があって、これは確実に「新しいものになる」と思えたならば、その時が利用するときだと私は思う。

あるいは、「人材育成への投資」として募集をかけると謳った方が、より健全であると思うし、賛同しやすいと思うのだ。

今は、全てがごった煮になってしまい、「クラウドファンディング」に対して、あまり良くない印象が付き始めているのを危惧している。

「クラウドファンディング」によって出来たプロジェクトは確実に成し遂げられる保証はない。

だから、投資なのだ。確実に回収できる保証はどこにもない。

それを互いに認識し、受け取る方も、投資する方も、その資金は”何の為に利用されるのか”を再度考えて欲しい。

それでは今回はこの辺で。

adios!!


追記

あいまいみーさん (id:imyme_999) から、貴重なお話を聞けました。

実は彼女も、一種のクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げています。

www.imyme9.com 

達成目標は「Mac」の購入ですが、かなり寄付に近い形をとっています。

お礼として、アイキャッチをお渡しするそうです。

元々は「ココナラ」での販売をして資金調達をしようと考えていたところ、「polca」と言う場所でクラウドファンディングに近い形で立ち上げてみないか?と提案をもらったそうです。

プロフィールにもありますが、デザイン関係の仕事を手掛けていたこともあり、Macでの操作が作業がし易いとのことでした。

何よりスッキリしたのは、元々は自分の商品で勝負しようとしていた点です。

彼女は次のステップに進むために、支援してくれる人(寄付という形)を探すということにトライしてみることにしたようです。

このように、その経緯を知ると安心したり、応援したい気持ちになりますね。

このような透明性があると、クラウドファンディングは、もっと活性化して行くでしょう!

そして、応援しています!

頑張って!!