Milkのメモ帳

日々の思いつきを忘れないようにのメモ用です。

Milkのメモ帳

「恐怖」が理解されない苦しさ


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こんにちは。Milkです。
先日の帰り。少し不思議な現場に出くわしたのです。

仕事帰りの電車。

その時、私は優先席の前に立っていました。

席は満杯。出来れば疲れていたので座りたかったけど、まぁ仕方ないと思っていたんです。

内部障がい者への理解

私から見て左隅に座っていた老人の男性が、わなわなと震えだしました。

(え?! どうしたんだろう・・・)

そして次の瞬間に、バッっと立ち上がったんです。

でも、状態がおかしい。

腰は完全に引けている状態で、骨ばった腕で電車の金属製の席の掴まるためのガイドを一生懸命に握っていました。

しかも震えていて、まるで産まれたての子鹿のようだったのです。

スマホや携帯電話が怖い

最初は何が起きたのか理解ができませんでした。

身体が弱いのかな?

次の駅で降りる準備をしようとしたら、体勢が崩れてしまったのかな?

そう思っていたのです。

ですから、すかさず落とした荷物を掴んで、

大丈夫ですか?

と駆け寄りました。

しかし、その老人は私に対しても怖がっている様子で、なにも感謝の言葉もありませんでした。

まぁ・・・感謝を求めていたわけではないので、そこはいいんですけどね。

この状態で、駅から降りて歩けるのか?と疑問に思っていたのです。

すると、今まで座っていた隣の女性に対して、その老人は語りかけました。

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老人「すみません。携帯の電源を切ってもらえますか?」

女性「あぁ・・・ごめんなさい。切りますから。」

それを見届けると、老人は席に座り直しました。

どうやら、「スマホや携帯電話が怖いのだ」ということを理解しました。

その後、老人の隣に別の女性が座ってスマホをいじると、同様に老人はいきなり立って、震えだし挙動不審になりました。

近くに座っていたお客が、「スマホの電源を切ったほうがいいですよ。」と小声で注意し、その場は収まりました。

私はと言うと、スマホはポケットに入れて操作をせずに、

たまには、外を眺めて帰ろう。
あ・・・でも、Renaに帰るよってLINEを送りたいんだけど・・・

と思いながら、やや距離をとりながら立っていました。

見方が少し違う気がする

その老人が途中の駅で降りると、すぐにその場で座っている乗客同士で話が始まりました。

「いやぁ・・・びっくりしましたね。」

「私も初めての経験でしたよ。」

「電波でペースメーカーに影響が出るんでしょうね。」

「そうなのかもしれませんね。」

「自分のせいでもし亡くなってしまったらと思うと怖かったですよ。」

「私もですよ。はらはらしてました。」

「いやぁ・・・ほんといろんな人がいるもんですね。最初、睨まれたときスマホを弄っているからかと思ってましたけど、違うんですね。」

「あれ程の動揺の仕方を見ると、倒れるんじゃないかと思って怖かったですよ。」

内部障がい者マークを付けていたことは、自分が電車に乗った時点で気づいていました。

私の見方は違っていました。

私は何かをきっかけに、「スマホや携帯電話等の電波を発生するものに対して恐怖を抱く。」と言う状態にあると推測しました。

なぜなら、仮にペースメーカーに電波の干渉によって何かが起きていたとしたならば、車内全ての人に対して恐怖を抱いて、全ての人にお願いをしていたでしょう。

また、挙動不審ながらも避難した先には、スマホをいじっている人たちがいました。

仮に何か影響があると思っているなら、電車利用はしないことにしていると思います。

また、スマホ等の電波がペースメーカーに影響を与える影響はほとんどないということも証明されています。

ですから今までは、優先席は携帯電話使用禁止でしたが、「混雑時には電源を切る」と言う警告文に変更することになったのです。

現に、近くにいた私はスマホの電源を切っていません。そのままポケットに入れて立っていました。

恐らくは、その物体に対して「何かしらの恐怖を感じる」のだろうと考えます。

それは、本当にペースメーカーを入れているのかもしれない。

昔は影響が出ると言われていて、しかし今ではその影響はほとんどないと説明をされても、実物を隣で操作しているのを見ると恐怖を感じるのかもしれない。

その理由は、本人に聞いてみないと分からない部分です。

あくまでも私の推論にすぎない。

ただ、乗客の反応に少しの違和感を感じてしまった。

確かに「自分に責任が発生してしまう。」ことに注意がいくのはしかたがないのだけれど、その障害を持っている人への心配は何も述べていなかったと思います。

聖人君子ぶりたいわけでありません。

でも、なんだかその老人が可愛そうになりました。

毎日の中で、恐怖を抱えるのは苦しかろう・・・と。

そういう私も、どうしたら良いのか分からず、少し怖かったので距離をとって立っていたから、あまり強くは言えないけれど・・・

でも、あの場では「いい意味で」関わりを持たない方が、その老人に対し良い気がしたのです。

そっとしておいてあげた方が良い気がしました。

恐怖は説明が難しい

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何をもって正常と定義していいのか分からないけれど、「恐怖」や「不安」と言う感情は説明が難しいものです。

なぜ、恐怖を抱くのか。不安になるのか。

何しろ身体が先に反応を示してしまうし、頭の中は軽くパニックになっているのですから。

私にも存在した「恐怖症」

もともと私は「先端恐怖症」です。

重度ではないですけどね。

父も「先端恐怖症」です。

箸立てとか嫌いなんです。なぜかは分からないけれど、箸の先端が眼に入ってくるような感覚に陥ります。

なので、我が家では箸は横に寝かして棚に入れます(笑)

それよりも、もっと重度な「恐怖症」がありました。

それは休職中に発生し、今でも時々は出るのですが、「閉鎖空間に対する恐怖症」です。名前は分からいので、勝手につけました(笑)

「閉所恐怖症」に近いのかな?

とにかく、公共交通機関に乗れないんです。

嘔吐症状(実際には嘔吐までしない)が出てきて、頭がパニックになります。

パニック障害に近い症状です。

「この場で吐いたらどうしよう・・・」

これがどんどん心のなかで大きくなり、じっとしていられなくなります。

散髪もダメです。身動きがとれなくなるから。

これから、車に乗ると考えただけで、だんだんそわそわしてきました。

(大丈夫。大丈夫。)

心で唱えるのですが、どうしても我慢できないときがあるのです。

横になったり、頓服薬を飲んだりして対処していましたね。

今では緩和されて、その症状はめったに出なくなりました。

疲れが溜まると、出やすくなるという傾向も分かってきました。

本音を言うと、「内部障がい者」のマークを付けたいぐらいです。
(役所にあるみたいなんだけど、いつも受け取りに行くの忘れちゃうんだな。)

この「恐怖」は勝手に湧いてくるので、説明が難しくて、たぶん身動きがとれなくなることに恐怖を抱いていた、あるいはその場から逃げることができない状況に陥ることに不安を感じるということかなと今では説明できます。

でも、当時は何がどうなっているのか・・・どうして怖いのか。不安なのか。

多分、上に述べたようなことなんだろうと頭では分かっていても、なぜに急に恐怖を抱くようになったのか理解できませんでした。

だんだん分かったのは、疲労が関係しているということでしたね。

でも、私はまだ適切な順序で治療が出来たからよかった。

また、少し荒治療でしたけど、自分で無理に公共機関に乗ってみたりしてました。
(これは、担当医に相談しながらにして下さいね。)

まぁ・・・何が言いたいかというと、誰しもそのような状態を発症する可能性は持っているということなんです。

また、あの老人は毎日を怯えながら生きているのかなと思うと、少し悲しくなったり、心配になったりしました。

周りも、自分自身に注意が向いてしまう。

でも、経験したことがないことは想像が難しいということなのでしょうね。

配慮の方向が自分自身にだけに向いていることに、少し悲しみを持ちました。

最後に

誰が悪いという話でもないのですが、ただあまり「本当の意味」での理解は進んでいないんだなぁと感じた瞬間でした。

私は今、誰しもが健常者だし、誰しもが障がい者だと思っています。

そこに線引はないと考えているのです。

上手くまとめられませんが、皆さんはこの状況に遭遇したら、どのように感じるでしょうか。

どれが正解ということもないと思います。

ただ、人に優しくあって欲しいと願うばかりです。

それでは、今回はこの辺で。

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