Milkのメモ帳

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【見なきゃ損!】今更ながら”魔法少女まどか☆マギカ”を語る


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こんちは。AbemaTVでやってたんで、久しぶりに一気に見てしまいました。

見るのは2度目だったんですけど、やはり面白かったですね。

「魔法少女」と言うキーワードだったり、イラストに躊躇した、そこの貴方!!

ちょっと待っていただきたい。私も同じでしたんで(笑)

試しに見ていただきたい。きっと「マジかよ・・・おい・・・」ってストーリーになってるんで。

また、多少のネタバレは良いよって方は、これから書く内容を見てから、実際に見てみるのもいいかもです。

概要

「僕と契約して魔法少女になってよ。」

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ある日、可愛らしい動物が女子中学生に向かってそんなことを言います。彼の名は「キュウべぇ」

先ず喋るのにびっくりですが、魔法少女になってくれと言うのです。魔法少女になると、願い事が1つ必ず叶うと言います。

その代わり、街にいる”魔女”を倒すという役割を担って欲しいと言うのです。魔女は、人間を結界に巻き込み死を振りまいていく存在の者です。

鹿目まどかは中学2年生。

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そして同級生の美樹さやかが友達です。

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彼女たちは魔女の結界に迷い込み、殺されかけます。そこを救ったのが巴マミでした。

彼女の住む街は、巴マミが魔法少女として守っていたのです。

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キュウべぇ曰く、まどかが魔法少女になったら、世界で一番に強い魔法少女になれると言います。

ある日、暁美ほむらが転校してきます。実は彼女も魔法少女だったのです。

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ほむらは、キュウべぇを殺害してまで、まどかが契約することを阻止しようとします。(見た目死にますが、実は死んでません・・・)

各々の願いのために、魔法少女として闘うまどかの友人たち。

しかし、徐々にキュウべぇの真の目的と、何故にまどかが契約することをほむらがそこまで阻止しようとするのか、それが明らかになっていくのです。

隠された秘密

ここからは、魔法少女まどか☆マギカのネタバレを含んで、内容の解説を致します。

インキュベーター

初っ端からですが、ポイントは「キュウべぇ」です。

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こいつです!こいつが全ての元凶です!!

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キュウべぇの目的は、エネルギーの回収でした。キュウべぇ達は、インキュベーターという所謂宇宙人なんですが、人間たちよりもかなりテクノロジー的に進んでいる宇宙人です。

そして、全宇宙的に見た時に、エネルギーの消費量と生産量が等価になっていない現実にぶち当たります。何とかして、エネルギーの生産量を上げたいと考えました。その結果、一番効率の良い方法が「感情の振れ幅」がエネルギーになり得るという結論に至り、その技術を確立します。

しかし、インキュベーター達は既に感情と言う概念を持ちあわせておらず、この技術からエネルギーを回収することが出来ませんでした。

そこで目をつけたのが地球。ここまで感情豊かに表現する宇宙人は珍しいし貴重な存在だということで、インキュベーター達は人間が洞窟に住んでいる時代から、地球に寄生し「魔法少女」になる力を分け与えていたのです。

つまり、魔法少女になったことで、願いが叶いますが、人ではない存在になることで希望から絶望に感情が反転する際に放出するエネルギーを回収していたのです。また、これは特に大人になる手前の女性、つまり地球では少女と呼ばれる個体から回収することが一番効率が良いと判断していました。

キュウべぇはつぶやきます。

「この国では、成長途中の女性のことを、少女って呼ぶんだろう?だったら、やがて魔女になる君たちのことは、魔法少女と呼ぶべきだよね。」

魔女と呼ばれていた、魔法少女が撃退していた者たちは、実は過去の魔法少女たちでした。

魔法少女が絶望に取り込まれた時に、大きなエネルギーを放出しながら魔女に変異することをインキュベーターは知っていましたし、それを回収するのが目的だったのです。

ですから、執拗に少女たちに対して「僕と契約して、魔法少女になってよ。」と迫っていたのです。

ほむらの秘密

暁美ほむらは、まどかがキュウべぇと契約することを何とか阻止しようとします。

キュウべぇとしては、まどかが世界最強の魔法少女になり、世界最悪の魔女になることを知っていましたからね。

ほむらはその事実を何故か知っていたのでした。

キュウべぇは言葉巧みに、願い事を叶えるという約束に集中させ、他のことを説明しないことで「エネルギー回収」のからくりを隠し通していました。

そして、それはどの魔法少女も知り得ないはずでした。

しかし、ほむらの能力が時間操作の能力であったために、彼女は一定の時間を繰り返すことでキュウべぇの目的を知っていました。

そして、まどかが魔法少女になり死んでしまう未来。”ワルプルギスの夜”と呼ばれる、最強の魔女をまどかが倒し、まどか自身が次の最強の魔女になってしまう未来など、インキュベーターによって幾度も破滅に向かう未来を経験し、過去に戻るということをしていました。

そのためほむらは、まどかを守るために契約を何度も強引に阻止し続けたのです。

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しかし、失敗を繰り返し平行世界を幾度も行き来している間に、全ての並行世界がまどかに収束するという事態を招いたため、まどかが世界最強の魔法少女になる資格を得る結果となってしまいます。

キュウべぇは、運命に何かを背負っている人物は強い魔法少女になることが多いが、ごく一般の少女であるまどかがこれほどまでの強い力を持ち合わせる意味が分からなかったと言います。しかし、平行世界がまどかに集中したことで、今までとは比べ物にならないほどの運命を背負う結果となったまどかは、知らずのうちに最強の魔法少女となっていたのです。

まどかの願い

まどかは、友人たちが魔女になってしまったり、自分が最強の魔法少女になる資格があると言われたり、混乱します。

そして徐々に、魔法少女たちが、インキュベーターたちに搾取されてきた過去を知ることになるのです。

また、ほむらが懸命に自分を守ろうとしていたことも知りました。

”ワルプルギスの夜”が迫った時、まどかを魔法少女にさせないためにほむらは一人で闘っていました。

しかし、まどかはキュウべぇと契約し魔法少女になります。

そして、彼女の願いは「過去及び未来の魔法少女の絶望からの解放」でした。

キュウべぇは、それは神に匹敵する願いと力だと言い、自然の摂理を書き換えることになると言います。

しかし、最強の魔法少女となったまどかは、その願いを実現させることになるのです。

これにより、魔法少女たちは絶望に陥った時にも、その姿が消えてなくなるだけで終わり、魔女になることはなくなりました。

そして、彼女たちの絶望を、未来永劫まどかが背負い続けるという世界が新たに構築されたのです。

再構築された世界では、まどかの記憶は誰からも無くなっていました。家族でさえも。

そして、魔法少女たちは、魔女ではなく魔獣と戦い、魔獣を倒した時に放つエネルギーをインキュベーターが回収するという世界に生きることになったのです。

ほむらは時間を操る能力を持っていました。そのため、彼女だけはまどかの記憶を持ち続けていました。

今日もまどかの思いを胸に、ほむらたち魔法少女は闘い続けるのです。

感想

どうでしょう。かなり今までの魔法少女系の話とは違うんではないでしょうか?

結構、絶望的です(笑)

「う・・・嘘だろ・・・」って何回も思いましたね;

正義のために闘っていたつもりが、結局はインキュベーターの手の内で踊らされていたという事実。

しかし、そのことについて何も罪悪感を持たないインキュベーター。

挙句には、地球人を知的生命体として、家畜以上に扱っているし願い事も叶えているとまで言い出す始末。

なんとも最悪最低野郎です(笑)

後は、有名なのは首チョンパ事件ですね。

巴マミが先輩として、まどかたちに魔法少女の生活について説明したり、彼女自身が街を守るために頑張っていると使命感に燃えていたのですが、まどかたちの目の前で魔女に食い殺されます。

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衝撃でしたね。あんなに強かった巴マミが、頭をガブリンチョされて死にました。

この状態でも、「助かるには魔法少女になるしかないよ!!」とまどかとさやかに対し、けしかけるキュウべぇ。

もう、史上最低生物ですわ(笑)

何故、魔法少女たちが最初は希望に溢れているのに、徐々に絶望へと堕ちていくのか。

それは、各々の背負った運命に左右される部分が大きいのですが、これは実際に見て頂いたほうが良いでしょう。

最終的に彼女たちはもがき苦しみ、そして魔女になっていくのです。

最後に、まどかが過去や未来を含めて、その呪いを受け止めるということで救われるというストーリーは、9割方絶望的な話で進行する「まど☆マギ」の唯一の救いです。

本当によくまとまっていると思います。


興味を持っていただけたら、是非見てみることをお勧めします。

あの。大人向けですので、決してプリキュア的な展開は望めませんよ(笑)

そこだけは注意です。

人間の醜さ全開ですから・・・