Milkのメモ帳

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Milkのメモ帳

【薬物依存とカフェイン中毒】意外なもので中毒になってしまう?! あなたも例外ではないですよ?


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こんにちは。Milkです。
これは、私がドラッグストアでアルバイトをしていた時の話。

大学生の頃、いくつかアルバイトをしましたが、「ドラッグストア」で働いている時がありました。

その時、不思議なお客さんに出会いました。

その人は、中年の男性。どこか勤め先の会社のジャンパーをいつも羽織っている方でした。

少し疲れたような顔。そして、ヨレヨレの服装。

正直、あまり健康そうには見えませんでした。

そして、いつも同じものを買っていくのです。

風邪薬を買って帰る人

その人がいつも買って帰るのは、風邪薬

しかも、シロップタイプのもので「ブロン液エース」でした。

私がドラッグストアで働き始めた頃は、

子供さんとかが風邪なのかな?

と流暢に思っていたのです。

だから、お客さんが「ブロン液を1本くれ。」と言われれば、レジの後ろにある戸棚から探して、レジ打ちをして渡していました。

その後、私は週3~4とかで働くようになりました。

就活と卒論に追われているときでしたので、あまり多くは入れず、また18時から23時の営業終了時間までという感じでした。

こんな感じで働いていたんですけど、このブロン液のお客さんに会う頻度が高くなったのです。

毎度、「ブロン液をくれ!」と言う男性。

しかも、それしか買わない。

風邪ひきすぎだろ・・・
どう考えてもおかしい・・・

何か変だと気づき始めました。

私を狙い撃ちしていた?

今思い返すと、どうやら私がレジ打ちをしている時を狙って買いに来ていたようです。

段々と購入本数が増加していきました。

お客「ブロン液を2本くれ。

二日後。

お客「ブロン液を3本くれ!

しかし、くれと言われて断る理由も思いつかず、言われたままに渡すしかありませんでした。

私が狙い撃ちされていたと分かったのは、正社員がレジを担当した時でした。

お客「ブロン液を3本くれ。」

あー。えっと・・・ブロン液ですね。
ちょ、ちょっとお待ち下さい。

戸棚から探し始める自分。

すると、たまたま陳列を終えた正社員が、レジのところに来ました。

正社員「Milk君。レジを代わってくれ。あっちの栄養ドリンクを補充してくれないか?」

そっと耳打ちします。

え? あ。はい。分かりました。

突然に理由も言われず交代。

なんかやらかしたっけ?と思いながらも、レジを眺めつつ私は栄養ドリンクをダンボールから取り出し、6本を袋に入れて積むという作業をし始めました。

すると何か揉めているようなのです。

そんなに本数はいりませんよ?

正社員「お客様。ブロン液は、他のお客様の分も必要ですから、一度に3本も売ることは出来ません。」

お客「いや。欲しいんだよ。どうしても。

正社員「風邪をひいたりしておられますか?」

お客「いや・・・それは・・・その・・・」

正社員「風邪をひいた場合でも、ブロン液は1本あれば十分です。ですから、1本でお願いできませんでしょうか?」

お客「う・・・うん。分かった。じゃあ1本で。」

正社員「承知しました。ありがとうございます。」

私はそのやり取りを見て、ポカーン。

なんとなくそんな気はしてたけど・・・

やっぱり、薬物依存?

でも、風邪薬だぜ?

休憩所で正社員から話を聞きました。

実は昔からの客

このお客は、かなり前から「ブロン液」だけを買う客としてマークされていました。

どう考えてもおかしい・・・

そして、駐車場の車の中で「ブロン液」を開けて、がぶ飲みしているのを発見。

完全に「薬物依存」しているのが分かったのだそうです。

それからは、複数本を要求されても拒否するようになったそうです。

そこに何も知らない私が登場。

私は、ほいほいと言われた本数を用意してしまうので、そのお客からは「絶好のターゲット」となったわけです。

それからは、このお客が来たときには、正社員にバトンタッチしてもらうことにしました。

私は私服に支給されたエプロンなんで、アルバイトなのがバレバレ。

正社員は白衣着用なので、薬剤師に見せかけることが出来ます。

断っておきますが、皆を騙そうとしているわけではありません。

ドラッグストアには薬が様々ありますが、「薬剤師しか扱えない薬」というのが存在します。正確には、「薬剤師の説明責任が発生する薬」です。その場合には、正社員はちゃんと「私は薬剤師ではありませんので、今はお売りすることが出来ません。」とお話します。

薬剤師の方がいる時間なら、交代をします。

まぁ、とにかく薬物依存になっているお客にはそこまで内情を言う必要もありません。

とにかく、「売ることは出来ない!」と強く出るためにも、正社員に代わってもらっていたのです。

用法用量を正しく守る

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どうやら、この「ブロン液」は一気に飲むと、ふわふわとした酔った状態になるらしいです。

一種の幻覚が見えることもあるのだとか。

実際に試したことはないので、よくは分かりません。

ですが、とにかく「大量に飲むと気持ちよくなる」と言うのは確かなようです。

しかし、これが正常な状態か?と言われれば、「明らかに異状。」と断言せざる終えません。

それなしでは生活できない。そればかり考えてしまう。それさえあれば楽になれる・・・

完全に依存症になっています。

そんな飲み方を製薬会社も想定はしていません。

どこにもそんな「大量摂取によってこういう症状が出ます」なんて書いてないですからね・・・

ですから、売る我々も、大量摂取によって何が起こるのか分からないのです。

どんどん本数や量が加速していくのかもしれないし、内臓に負荷がかかり別の病気を発症してしまうのかもしれない。

とにかく、それしか考えられなくなるという一種の麻薬依存に似た状態になる可能性もあります。

大量摂取は効果が出るどころか悪影響

これだけは言えるのは、「多く摂取したから回復が早くなるなんてことはない」と言うこと。

用法用量は、一番効果が出ると考えられたもとに指定されています。

それを超える量を摂取したところで、効能が劇的に上がるなんてことはありません。

かえってマイナスの方向に作用することが普通です。

薬には副作用が存在します。その副作用が強く出る可能性もあるのです。

その一種として、「薬物依存」が出てくるのです。

ですから、必ず適用量を守るようにして下さい。

多く飲んで何か良いことが起きることは、全くありません。

このお客さんが、何をきっかけに大量に飲み始めたのかは分かりません。

しかし推測ですが、「風邪を早く治したい。」ということで、大量に飲み始めたのがきっかけになった可能性は十分にあります。

普通では起きにくかったカフェイン中毒

これとよく似たパターンが最近出現するようになりました。

それは、カフェイン中毒(カフェイン依存症)です。

昔は、コーヒーの飲み過ぎがカフェイン中毒を引き起こすと言われていましたけれど、通常に飲む程度では中毒になるようなことは起きませんでした。

つまり、普段の生活の中で、カフェイン中毒になる確率は非常に少なかったのです。
(コカ・コーラはカフェインを大量に入れているのではないか?という疑惑が出たこともありましたね。)

カフェインを直接に摂取することが可能に

最近の若者に、カフェイン中毒者が増加していると言われています。

この一つの要因は、カフェインを簡単に摂取出来るような環境が出来たことです。

カフェインには眠気をとばす効果があります。

それを利用して、カフェインだけを抽出したサプリメントと言うものが出されるようになりました。

例えば、受験生が勉強を行うために飲むなどして利用されるケースです。

一時的な利用は良いとして、受験勉強は長期にわたります。

毎日のように摂取が続けば、当然ながらカフェイン中毒に陥るでしょう。

一種の興奮状態になるので、疲労を感じるのを先送りにしていることになります。

これを続ければ・・・

もう最後は分かりますよね?

中毒性が出ることと、本来は睡眠などによって回復させるべき疲労を蓄積させ続けること。

この2つによって、体がボロボロになっていくのです。

また、カフェイン中毒は30代などの働き盛りの人々にも蔓延しています。

なぜか?

それは、「エナジードリンク」の登場です。

通常の飲み物での摂取ではありえない量のカフェンが付加されています。

実際に大量に摂取しすぎて死亡する例も出ているぐらいです。

これは一度に摂取のしすぎによる死亡例ですが、先程のサプリメントと同様に慢性的に飲むことによって、通常の体の回復を阻害することになります。

当然、人は疲労を感じれば休憩や睡眠をとります。

しかし、それを感じさせないようにすることで、疲労が発生していないという「脳に錯覚」を起こさせるのです。

これも、結局はカフェイン中毒を引き起こし、それなしでは仕事が出来ないといった状況になります。

また、疲労回復の行動をいつまでも行わないので、心身ともに壊れるという未来しかありません。

最後に

薬もサプリメントも、そしてエナジードリンクも・・・

まぁなんでも、適量というものがあります。

たくさん摂取すればどうにかなるなんて都合のいいことは、なかなか無いのです。

寧ろ、それによる副作用の方が顕著に表れてきます。

ですから、そう言った合成物を「過剰摂取」することは避けましょう。

摂取しちゃダメ!と言っているわけではないのです。

それによって、助かる場面は数多くあります。特に薬などはそうです。

ですから、何度も言うように適量を守ろうと訴えたいのです。

そうでないと、ドラッグストアのお客さんのように、「依存物」を求めて徘徊する将来が待っていますよ?

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それでは、今回はこの辺で。

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