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Milkのメモ帳

日々の思いつきを忘れないようにのメモ用です。

Milk's Memo Note

日々の思いつきを忘れないようにのメモ用です。

早く帰るよ?だって、仕事終わったもん。

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こんばんは。Milkです。
ちょっとある記事を読んで、私の中で疑問が生じたので記事として書くことにしました。

私は、SE(システムエンジニア)として働いています。

え?休職中?

あぁ〜。まぁ・・・ほら、そこはちょっと置いといてよ(笑)

私とて、バリバリに働いてた時があるのよ? そして、もうすぐ復活する予定だからさ!

と言うわけで、IT系の記事は目にどうしても入ってくるのです。

以下のような記事を読みました。

sidatta.com

すると、ある文言が目に入ってきたのです。

早く帰って何が悪いの?

上の記事の一部を引用します。

プロパー(お客さんから仕事を請け負った大企業の社員)がクソだと本当に丸投げされることもあります!
まあ普通は「皆さんが頑張っているので私も頑張ります…」みたいな感じで定時退勤日にも拘わらず一緒に残業してくれる人がほとんどですが、ひどい人だと「うちの会社今日は定時で帰らないと怒られちゃうんでお疲れッス~お先に失礼しゃ~ス!」みたいなこともあり得ます。

感情的には分かりますよ?

そりゃー。先に帰る人がいるのはムカつくって話ですよね?

でもね。ハッキリ言っていい?

早く帰るよ? だって、仕事終わったもん。

お先に失礼しゃ~ス!

この方の言い分だと、私は、

うちの会社今日は定時で帰らないと怒られちゃうんで
お疲れッス~。
お先に失礼しゃ~ス!

って言う方なので、「ひどい人」です。

え? 私の顔の話?

あーねー。

あ”ぁ”? ぶち殴るぞ?

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この話の中には、契約という概念が入っていません。

そもそもの話。元請けと更に細分化して発注する、協力会社さんでは行う作業が異なります。

だから、単純な話をしてもいいですか?

早く仕事終わったら帰ったらいいじゃん。

もう、それだけの話なんですよ。

仕事は契約である

例えばシステムの改修案件(機能拡張などと思ってください。)だと想定しましょう。

我々は設計を行っていて、環境構築を先に仕事として発注する場合があります。

そうなれば、環境構築がさっさと終われば、する仕事はありません。設計が終わっていませんからね。

出来るだけ空きの時間が発生しないように、こちらも踏ん張って仕事をしますがタスクを渡せない場合があります。

この場合は、協力会社さんは早く帰りますよ?

我々、「プロパー」と呼ばれる元請けの人員は、残業しまくりです。

必死こいて設計をあーでもないこーでもないとやっています。

時には、自分で仮プログラムを組んだり、画面モック(簡易的な画面)を作成して、実現可能かの検証を行って設計に盛り込む場合もあります。

そして、そもそも「契約」として仕事を発注するのです。

事前に発注する作業工程と規模を伝えていて、それをどれだけの時間で行うかというのは、協力会社さんの見積もりなのです。

我々も、残業を当て込んで工程を引いていません。

残業を含んで工程を引いていたら、想定外のことが発生した時に、作業の調整が出来ないですから。

残業や休日出勤というのは最終手段です。仮にこれを先に想定して仕事を見積もり、作業工程を作成したらバカです。

あなたは車で数日かけて遠出するとします。寝る時間を削って運転する計画を最初から引きますか?

そんなことしないですよね? そもそも実現出来ないことを計画したところで、意味ないんですよ。

我々も発注する時に、作業ボリュームをある程度見積もり、そして協力会社さんと合意をとります。

いいですか? 仕事が異なるのです。

我々は、我々の仕事をします。協力会社さんには、協力会社さん用に用意して仕事を依頼します。

期間も見積もり回答を得てから「契約」をするのです。

だから、我々は自分の仕事が早めに終われば帰るし、協力会社さんも自分たちの仕事が早く終われば帰る。

ただそれだけの話なのです。

「皆さんが頑張っているので私も頑張ります…」

この思考は完全に間違っています。なぜなら給与の出処が異なるからです。

じゃぁ、私がつられて残業したら、その分を協力会社さんが払ってくれますか? 違いますよね?

そういうことを主張しているのですよ?

説明内容に不審な点が幾つかある

まだ幾つかツッコミどころはあります。

この方は、SIerとSIは異なるということを言っています。

sidatta.com

少々意味は分かりかねますが、SIとはテスト要員のことを指すとしています。

そうなると、私はSIer&SIですね(笑)

だって、結合試験以降は我々が設計に適合するかのシステムのテストを行いますから。

テスト工程は、ウォーターフォールモデルを採用していると、単体試験、結合試験、総合試験という流れをとります。

単体試験の場合、コーダー(プログラマー)が試験を兼任することが多いです。

ここは自分たちで行う場合もあれば、協力会社さんにお願いする場合もあります。
(大規模システムになれば、協力会社さんに入って頂く率は高くなります。)

結合試験以降は、我々の設計書と合致することを動作確認していくので、私たちも試験に参加していきます。

それに、コーディングをお願いしている間に、我々は試験仕様書を書いているのです。

決して遊んではいません。

コーディングが順調に行けば、協力会社さんは先に帰りますよ?

協力会社さんの質問攻めにあって、試験仕様書の作成が工程通りに行かなければ、我々プロパーは泣く泣く残業をしまくるのです。

いいですか? 仕事は分業しているのです。

だから、仕事が終われば帰る!

当たり前です。仕事終わってないんだったら、あなたの会社の契約なんだから契約内容を実施してください。

それだけの話です。不満があるなら、自分の会社の契約した担当営業マンをぶちのめして下さい。

仮に、プロパー内で完結している場合も同様ですよ?

試験仕様書書いてる人間と、コーディングしている人間。

どちらも、自分の分が終われば帰ります。話は一緒です。

SIerの定義に誤りがある

SIerとは、システムインテグレータです。

ITの技術を駆使して、お客様の問題を解決するということを生業としています。

ここで、ある表を引用します。

http://sidatta.com/wp-content/uploads/2017/01/2017-01-29_10h11_34-680x462.png
SI業界の真実とは? IT業界には明らかにSI=SEと定義したい人がいる

これを、「主要SIer」の会社を列挙した表として紹介しているのが、そもそもナンセンスです。

だって、「Oracle」とか「Cisco」が入ってるじゃん。

これらの会社はSIerではありません。ハードウェア、及びDBアプリケーションといった「商品」を販売する会社です。

「Oracle」だけでシステムを全て構築なんてあり得ません。

例えばの話。「Windowsでシステムとして構築しました!」を言ってるのとおんなじです。

我々からすると、「何いってんのこいつ?」ってなります。

WindowsはOSです。システムとは、そのようなOS等の上で動くアプリケーションも含んでいます。

Windowsを「これがシステムです!はいどうぞ!」ってお客様に納入したら、ぶち殴られますよ?

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2chの表を引っ張ってきたのか知りませんけど、ユーザー系、メーカー系、独立系、なんでもござれで混ざりまくってます。

これは、仕事の流れを理解していません。

各会社には情報子会社があります。これをユーザー系と呼んでいるのです。

そして、ここは親会社と必要なシステムの打ち合わせを行います。

次に、これを構築してくれる、メーカー系、及び独立系のSIerを選定します。

ですから、上の表は何のランキングなのか意味が不明です。

お客様からのフィードバックによって、日経新聞系列の雑誌は専門ごとにランキングを出しています。

正確なSIerの情報源として利用したいなら、そういった根拠あるデータを提示すべきです。

私が知る限りでも、この表の中には有名な会社が沢山載っていませんから・・・

最後に

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何より私が怒っているのは、我々は協力会社さんを「チームの仲間」として迎えています。

決して、使い倒す駒として考えていません。

ならば、私がそもそも病気で倒れると思います?

全部、協力会社さんにぶん投げて、奴隷のごとく使えばよかったのです。

私はそれを良しとしなかった。

チームは互いに補い合い、そして一丸となって立ち向かっていく。

そのために私は、身を粉にして働いてきたつもりです。

しかし、役割と責任は曖昧にしてはいけません。そして、契約内容もちゃんと履行してもらうことが必要です。

チームで進むことと、慣れ合いは異なります。

ビジネスはビジネスです。

しかし、その中に血を通わし、我々はSEとして、そして技術者として生きていくのです。

それが、私のプロフェッショナルとしての誇りですから。