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Milkのメモ帳

日々の思いつきを忘れないようにのメモ用です。

Milk's Memo Note

日々の思いつきを忘れないようにのメモ用です。

【どうして】思考は言語へコンパイルされる【伝わらないのか】

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私が、Kyoに何度か言われた言葉があって、それは、「今、考えてるから・・・だから、ちょっと待ってよ。怒らないで。」でした。

相手がどう思っているのか、それを知りたくて、知らぬ間に急かしていたみたいなのです。

難しいですが、何か問題が発生した場合には、今は出来るだけ時間をかけて話し合うようにしています。

ゆっくり。ゆっくり。

時々、時間が止まったかな?って思う時もあります。

でも、彼女にとっては大事な時間です。

その時間に、自分も出来るだけ冷静になるように心がけます。

なぜ思考は伝わらないのか

人に自分が思っている事が正確に伝わらない。

これは誰しもが直面する問題です。

私達の業界では、何かに物事を変換する行為のことを「コンパイル」と呼んだりします。

元々の意味は、人間が分かるプログラム文を機械が分かる機械語に変換する行為のことです。

ですから、良く例えとして、「思考から言語へのコンパイル」という話があります。

思考から言語へのコンパイル

頭の中で考えていること。これはイメージであり、まだ言葉に変換出来ていません。

ただし、本人の中ではイメージとしてしっかりと想像出来ているのです。

これを、他の誰かに伝えるためには、何かに表現しなければなりません。

ここで「コンパイル」が走ります。

殆どの場合は、コンパイル結果として言葉が選択されるでしょう。

有能なコンパイラならば、イメージを巧みな言葉を使って言語化できます。

しかしながら、どうしても人はコンパイルする途中経過の中で、イメージを正しくは変換出来ないのです。

つまり、情報の欠損(データ欠損)が起きています。

また、人によって、コンパイル速度に差が出ます。

表現したい思いと、言葉への言語変換に時間がかかってしまうのです。

言語から思考への逆コンパイル

今度は、その言葉を受け取った側は、イメージに戻すために逆コンパイルを始めなければなりません。

その時に、データ欠損が起きた状態の言語を、完全にイメージ復元しようとしても、何かが足りない状態になっています。

また、実際のコンパイラ(機械語変換ソフト)が、その種類によって解釈が異なってしまう場合があるように、相手の言葉を理解しようとして逆コンパイルする過程で、相手と同じ思考を再現して逆コンパイルが出来ている保証はありません。

つまり、何が言いたいかというと、人によって、思考から言語への変換、及び言語から思考への変換の過程は異なるということです。

それは、その人の生い立ち(バックボーン)によって大きく左右されることでしょう。

思いを伝えるとは変換作業が2回走っている

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もうこの時点で、察しはつくと思いますが、結局の所、何か人へ思いを伝えるとは、

  1. 自分の中での思考の言語化
  2. 相手の中での言語から思考への復元

という変換作業が動いています。そして、その変換作業の中でデータ欠損が起きないという保証はありません。

また、変換の仕方は人それぞれ。それが自分の発した言葉が人によって受け取り方が異なるという理由になるのです。

イメージが複雑になればなるほど、この変換作業の困難化とデータ欠損リスクは高まると言えるでしょう。

また、相手が思考に復元するまでの時間も要してしまうのです。

相手を急かすことは誤変換のリスクを高める

単純に言ってしまえば、相手を急かす行為と言うのは、相手が発言する場合には変換誤りよるイメージのデータ欠損、そして、相手が理解するときにはイメージ復元の誤変換を誘発します。

まぁ・・・急かすと、上手く伝わらないと言うことです。

難しいが・・・余裕を持って

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こんな偉そうなことを言っていますが、私は本当に短気なので有名で・・・(汗)

相手が考えをまとめる時間を与えない間に、自分の理論で押し通してしまうというやり方をしてしまっていたのです。

ある意味ずるいんですよね。

相手が、イメージの復元が正しく出来ないうちにたたみ込んで行けば、相手は状況が理解できないまま「うん」としか言わざる終えません。

また、相手が意見を述べようとして、時間がかかっていると、「結局、何が言いたいの?」と口を挟んでしまうのです。

そうすると、相手は萎縮してしまいます。せっかく、イメージを言語化しようと一生懸命に変換しているのに、その作業を止められる上に揺さぶられるわけですから、データの欠損は一層酷くなります。

そうすれば、互いに意味が通じず、喧嘩が大きくなるだけです。

Kyoは、一生懸命に沢山思っていることがあります。決して、何も考えていない子ではありません。

ただし、どうしてもちゃんともれなく気持ちや考えを伝えたいと思って慎重に言葉を選ぶので、言語化するのに時間がかかるのです。

私はそれが分かっていませんでした。

黙っているので、「彼女はどうして固まってるんだろう? まだ俺の説明が足りないのか?」と追加で、攻撃してしまうのです。

本当にダメダメです。

ですから、今は少しゆっくり話すようにしています。喧嘩するときはどうしても感情が表に出てきてしまいます。

しかし、ゆっくりゆっくり相手を待つ。そして、待つということは自分にも余裕が出来て、冷静になれる。そういうメリットもあるのです。

まぁ、こんな分かったように言ってますけど、実際に行動するとなると難しいですよね。

どうして何も言わないんだよ。言いたくないの? 何考えてるのか全然、分かんないんだよ!

・・・

だから! 黙ってても分かんないんだって!

違うんだもん・・・Milkが怖いから・・・上手く思ってることが言葉に出来なくて・・・言いたいことはあるんだけど、上手く言葉が見つからないんだもん・・・

あぁ・・・ごめん。急かして悪かった。(また、やってしまった・・・)

だいたいこんな感じですね(汗)

私もまだまだ未熟です。

最後に

当然ながら、これは恋人同士、夫婦同士だけの話ではなく、人間のコミュニケーション全般に言えることです。

確かに時間的な制約の元で、急いで結論を出さなければならないと言う状況もあるでしょう。

しかしながら、普段の互いの人間関係を構築する際には、少し気持ちに余裕を持って互いに歩み寄ってみるのはどうでしょう。

上司と部下。同僚。友人。

人は互いにコミュニケーションをとる時に、「2回の変換」を乗り越えて接しているのです。

冷静に考えてみれば、非常に難しいことを行っています。

動物のように、鳴き声での通信パターン化がなされているわけではないですからね(笑)

人は、言葉を使ったり、何かに置き換えて、頭の中を具現化し、そして相手にイメージへの復元をしてもらって記憶してもらいます。

この過程を考えるだけでも、非常に難しいことをしていることが分かります。

ですから、少し心に言い聞かせて相手と話をしてみましょう。

「今はまだコンパイル中なのかな?」って。