Milkのメモ帳

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「うつ病」ってなんだろう?


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こんにちは。Milkです。
リワーク支援プログラムに参加して1週間。復職に向けての本を読んだりしています。

今では「心の風邪」と呼ばれるようになった、「うつ病」

認知はされてきましたが、その正確な情報はなかなか浸透していません。

私は、「身体表現性障害」という、どちらかと言うと「パニック障害」に近い精神疾患ですが、ストレスによる「うつ状態」も併発していました。

実際に病気を体験し、そして専門書を読みながら、自分の考え方を修正しているところです。

先ず、最初にお伝えしたいのは、「うつ病」とは「心の風邪」ではなく、「心の骨折」の状態であるということです。

骨折した部分がつながらないと次の段階に入れません。

風邪とは少々違うのです。

世の中の誤解は、この部分からして発生しています。

今回はこちらの本を踏まえて、私自身の知識の整理を含めて記事を書きます。

 

うつ病には種類がある

ひと括りに「うつ病」とされていますが、人をうつ状態にさせる精神疾患は分類すると、細かく分かれていきます。

また、それに対して処方する薬や、リハビリの方法は異なってきます。

種類について見てみましょう。

抑うつ病

いわゆる、一般的に言われる「うつ病」「大うつ病性障害」のことを指します。

原因

脳内物質のバランスが崩れることによって発症します。

脳の神経伝達物質である「セロトニン」や「ノルアドレナリン」の量が減少することが影響していると考えられています。

発症しやすいタイプ

  • こだわりが強い
  • 他者に気を遣う
  • 完璧主義
  • 生真面目

現れる症状

色々な形で身体の症状として現れてきます。

精神症状

  • 興味や喜びをかんじない
  • 集中力が続かない
  • 気分がふさぎ、落ち込む
  • 自分には価値がないと感じる
  • 罪の意識を感じる
  • 死ぬことを常に考えている
    (希死念慮)

身体症状

  • 倦怠感
  • 眠れない、又は一日中眠くてしかたない
  • 食欲がない
  • 疲れやすい
  • 性欲の減退

治療方法

  1. ストレスのもとから離れ、心と体を休ませる
  2. 抗うつ薬などで気分の落ち込みを和らげる
    抗うつ薬には、神経伝達物質のバランスを整える働きがある
  3. 精神療法を開始する
    カウンセリング、また認知行動療法という、ネガティブになりやすい考え方や行動を修正していく治療法を身につける。

また、以下の点は誤った認識ですので注意しましょう

  • 「死にたい」と言っている人は、実際には自殺を図らない(×)
  • 自殺を未然に防ぐのは不可能(×)
  • 自殺したいと言っている人に「死」の話題はタブー(×)

本人と自殺について率直に話し合うのも、救いの1つになります。

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しかしながら、私達はカウンセラーではありません。一人で当人と向き合うのではなく、専門医を交えて対策を講じることも必要です。

双極性障害

これは、昔は「躁うつ病」と呼ばれていました。

症状の出方によって「Ⅰ型」と「Ⅱ型」に分類されます。

原因

脳内の様々な神経伝達物質の量のバランスが崩れることで、躁状態やうつ状態が引き起こされるのではないかと考えられています。

双極性障害の患者さんは、感情の抑制や切り替えを行う「前部帯状回」という脳の部分が小さくなっていることも分かっています。

これは何かをきっかけに発症するのですが、まだこれと言って断言できる原因は特定出来ていません。例えば、遺伝によって発症しやすい状態になることは分かっていますが、必ずしも発症するというわけでもありません。

現れる症状

うつ状態

  • 気分がふさぐ
  • 興味・喜びを感じない
  • 死にたいと思う
  • 疲れやすい
  • 眠れない
  • 集中力がなくなる

躁状態

  • 自分が無敵のように感じる
  • 眠らなくても平気
  • アイデアがどんどん出る
  • 口数が増える
  • 浪費、性的逸脱などをしてしまう
  • じっとしていられない
  • 気分が高揚する

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また、「Ⅰ型」と「Ⅱ型」によって、「うつ状態」と「躁状態」の出現周期が異なってきます。

Ⅰ型

顕著な「躁」状態が見られます。本人は病気であるという意識を持っていない(大変調子が良いと思い込んでいる)ため、周囲にも大きな影響が出ます。

浪費したり、調子の良い誇大妄想的なことを言ったり、自分が無敵になったような錯覚に陥っているため、周囲との軋轢を発生させることがあります。また、この状態がずっと続くのではなく、うつ状態に入れ替わり、躁状態の状況を思い出して自分を責めてしまいます。

「Ⅰ型」は、躁状態とうつ状態を交互に繰り返していきます。ただし、この入れ替わりの周期や症状の長さ、またどちらの状態にもない安定している時期は個人によって異なります。

Ⅱ型

「Ⅰ型」と異なり、躁状態が「軽躁」状態となるため、顕著に躁の状態が出てきません。これにより、うつ病と誤診され、うつ病が回復したと勘違いされやすいことになります。

また、長いうつ状態と、これに比べて短い軽躁状態を繰り返すというのが特徴です。

治療方法

  • 心理教育
    病気であることを理解し、服薬の重要性を理解する

  • 薬物療法
    抗うつ薬ではなく、気分安定薬、非定型抗精神病薬のいずれかを用います。うつ病と違い、気分の波を安定化させるのが大事です。

  • 精神療法
    認知行動療法などを通じて、ネガティブに傾きやすい思考の歪みを正すことを行います。

また、再発の兆候である「きっかけ」や「規則性」を理解しておくことで、受診がしやすくなります。

過去を振り返ってみて、再発の兆候となる言動を意識し把握することが大切です。

非定型うつ病

20代〜30代の女性に多く見られる病気です。

うつ病との最大の違いは、本人にとって良い出来事があれば、一時的に気分が改善する点です。

その為、一部では「怠け病」と揶揄され苦しむ精神疾患です。

原因

脳の血流低下などが考えられます。また、神経伝達物質のバランスの乱れが起きているとされています。

脳の中で上手く機能していない部位があり、ストレスに関わる視床下部、記憶などに関わる扁桃体・海馬、精神活動の中心を担う前頭葉に機能障害があったり萎縮が見られます。

発症しやすいタイプ

  • 不安気質が強い
    不安に対する耐性が低く、同じ強さの不安でも押し潰されやすい。不安障害を併発しやすい。
  • 繊細
  • 自分に自信がない
  • 誰にも嫌われたくない

現れる症状

心の症状

  • 不安・抑うつ発作
    夜になると涙が止まらない
  • 気分反応性
    些細なことで落ち込み、楽しいことで回復する
  • 超絶過敏症
    ちょっとしたことに深く傷つく

体の症状

  • 過睡
  • 過食
  • 鉛様麻痺
    体が重く、動けない

衝動的な症状

  • 自傷行為
  • 怒り発作
  • フラッシュバック

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因みにですが、私が休職に至った最後の参画PJのメンバである、Eさんは、この精神疾患を患っていたのでは?と疑っています。

www.milkmemo.com

特に、「怒り発作」と「フラッシュバック」が強い印象を受けました。

治療方法

  • うつ状態には、抗うつ薬が使用される
  • 認知行動療法を身につける
  • 生活の改善

非定型うつ病の人は、生活リズムを整えることも大事な治療の要素となるため、休職がベストの選択とは言えません。

通勤で体を動かすことは脳の働きにプラスに作用しますし、仕事を行うことで気晴らしになったりもします。

最後に

主要な「うつ病」とくくられがちな、精神疾患を取り上げてみました。

本を読みながら思ったことは、やはり心療内科や精神科をちゃんと受診することが大事だということです。

適切な対処が必要です。まず休養をとる。そして、薬物治療によって脳内のホルモンバランスを整える。また、認知行動療法等の物事の考え方や受け取り方を修正していくという流れが大切です。

その人の”根性”や”精神力”によってどうにかなるものではありません。

また、この病気になって思ったことは、「うつ病」になったということは、決して「精神的に弱い」ことを意味しません。寧ろ、責任感があり、誰もが逃げる状況を深く受け止め、忍耐強くあろうとする人が、何かをきっかけに崩れてしまうことがあるのです。

ですから、上手く対処し、「ストレスを逃がす」また、「ストレスを軽減する考え方」をマスターすることにより、自分の能力を上げることが出来ます。

そうです。あなたは頑張ってきました。

もし、「うつ病」と診断され、辛い気持ちになっているなら、これは更に「新しい自分」になれるチャンスと捉えていきましょう。

私も、今必死に自分を変化させて、心を整えようとしています。

リワーク支援プログラムで学んだ内容を、上手く皆さんにフィードバックし、少しでも楽しく人生を過ごせる人が増えてくれるなら幸いです。

それでは、今回はこのへんで。

adios!!