Milkのメモ帳

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【視聴】2001年宇宙の旅(2001 A SPACE ODYSSEY)


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学生の頃に見た「2001年宇宙の旅」

今回、Amazonプライムビデオに追加されたということで、再度見てみることにしました。

果たして、学生の頃より理解出来たでしょうか?(笑)

概要

月に人類が住むようになった時代に、アメリカ合衆国宇宙評議会は、月面のある地点にモノリス(黒色の金属のような巨大な一枚板)が埋まっていることを発見する。

それはおよそ400万年前に意図的に埋められたものだということが判明する。評議会は調査を行うが、このことについて公には発表せず、伝染病によって立ち入りが禁止されている区域があり、通信も不可能という嘘の情報を流してまで隠蔽を行う。

そのモノリスの発見から18ヶ月後。最新型のコンピュータ(今で言うAI)HAL9000を搭載した、ディスカバリー号は木星探査の為に出発する。船長のデビッドとフランク以外の3人の船員は人工冬眠をして航行中であった。

HAL9000は、この木星探査が秘密裏に計画されたこと、そして月で何かが発掘されたという情報を手に入れたことを総合して考えると、この木星探査には何か別の意味があるのではないかという結論が導き出せると言う。しかし、デビッドとフランクは、そのことについてあまり気には留めなかった。

その後、HAL9000は宇宙船のある部分が72時間で故障するという予測を立て、それを報告。デビッドとフランクは部品の交換を行うが、その部品に異常は見られなかった。HAL9000は今まで一度もミスを犯したことはないと主張し続けるが、次々と不可解な行動を取り始める・・・

感想

感想を言うと・・・

なるほど!分からん!!(笑)

もうすぐアラサーな私でも、例え2回目だとしても、やっぱり意味が分からんところは分からんですな・・・

どうも、ネットでちょちょいと見てみると、映画の脚本作りと同時並行で小説が書かれており、そちらはかなり細部まで状況が書かれているらしい。そして、映画では視覚的な部分を重視するために、意図的に説明を省略しているとのこと。

そりゃー分からんわけだ;

因みに、これは小説では幾つも続編が書かれているのと、映画も続編が作成されているので、以下に書くことはあくまで私が現時点で「2001年宇宙の旅」を見て、勝手に想像した内容です。

ですから、作者の意図と合ってない可能性は大です・・・

モノリスと人類の最初の接触

先ず象徴的なのは、モノリスは人類が猿の時に出会っているということです。

猿の頃なんで、当然ながら記憶にはありません。

あと、ある日突然にモノリスが立っていて、それに触れた猿たちは、道具を使うことを覚えます。

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これは結構、重要なシーンだと思っていて、モノリスによって知能あるいは技術を身につけた象徴だったと思います。

音楽もここで盛り上がるようになっています。

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また、この道具を使うことで、攻撃を行い相手を打ち倒す術を身につけます。

月面に埋められていたモノリス

場面は切り替わって、月で生活をするほどに技術が発達した時代になります。

さっきまで、「ウッホ。ウッホ。ウホ?」しか言わなかったのに、宇宙をスイスイと飛び回るまでになりました。

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それで、月に埋められたモノリスを調査するんですけど、写真をとろうとすると何かの不快な音を発生させて、それを妨害します。

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モノリスは神に近い存在で、文明を進化させることに何かしら関与しているんでしょうけど、それを記録に残させない(自分たちの存在をあまり公にしない)ということなのかな?と思いました。

後は、モノリスが登場するシーンは、幾人もの声を重ねた薄気味悪いコーラスが流れるんですよ。

このことも、輪廻転生じゃないですけど、魂を再分配するような役割を担っていることの暗示なのかなと思いました。

木星探査とHAL9000の暴走

なんと、月のモノリスについては以上!これ以外の情報は無しです(笑)

場面はまたひょいっと切り替わって、18ヶ月後の木星探査船の話になります。

デビッドとフランクは起きてるんですけど、残り3名は冬眠状態で木星探査船は航行中です。

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棺桶みたいになってるのが冬眠中の方々。後、実際にそのまま棺桶になっちゃいます。

こちらがHAL9000

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と言っても、あちこちにカメラで監視していますし、探査船の全てのセンサーから情報を収集していますので、探査船自体がHAL9000だと言ってもいいと思います。

通称”ハル”です。

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ただ、このハルが曲者で、実は乗組員全員を抹殺しようとします。

先ずハルは、故障予測を誤ります。そのことをデビッドとフランクはハルが壊れたと疑うようになります。

ハルに聞こえないようにしていたのですが、口の動きを読まれます。

ハルは、故障していなかったので再度部品を元に戻す船外活動を提案し、フランクが作業に当たります。しかし、自分の機能を停止する恐れがあるということで、船外活動用のポッドを遠隔操作しフランクを宇宙に突き飛ばすのです。

デビッドは助けに行きますが、船内に起きている人間がいなくなったことを良いことに、人工冬眠中の船員の生命維持装置を全て停止させて殺害します。

また、デビッドは何とかフランク(恐らくはもう亡くなっている)をポッドで掴んで、引き返してきますが、ハルがポッドを探査船に収容することを拒否。理由は”自分を停止させようとしていたからだ”と言います。

デビッドは緊急脱出の機能を使って、無理やりに探査船内に入ることに成功。そして、ハルの機能を停止させていくのです。

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人類が身を守るために武器で相手を攻撃したように、人工知能も見を守るために他人(人類)を攻撃するようになったということなのかな?と感じました。

後は、少々理解できないのは、最初の故障の誤検知です。これは船員を殺す布石にするには意味があまりない気がします。(続編の映画ではこの部分は説明があるらしいです。)

そして、もうひとつ不可思議なのは、デビッドも殺す予定ならばフランクを助けに行った時点で、探査船を更に加速させて追いつけないようにすればいいだけな気がするんですよ。なんかそれが腑に落ちません。

因みにハルにだけ、この木星探査の本来のミッションが伝えられていました。そして、木星に到着するまでそのことは船員に説明するなとハルは命令されていたようです。

最後に停止する寸前に、そのメッセージビデオを再生します。それには、月のモノリスが木星に向けて何かしらの強力な電波を発信しているので、そのことを調査せよとのことでした。

デビッドは木星に着く

デビッドは手動で探査船を操縦し、木星に到着します。

そしてそこでモノリスに出会うのです。

ここからは、意味不明のオンパレード。

宇宙の始まりの様な情景から始まり、星の誕生、そして気が付くと不思議な部屋に到着と、何も説明なしの映像だけで進行します。

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デビッドはどんどん老いた自分に出会うという不思議な体験をしていきます。

最後には、ベッドに寝たきりのよぼよぼ爺さんに・・・

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手を伸ばした先には、なんとモノリスが!!

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そして、恐らくはモノリスの力によって、デビッドは胎児にされてしまいます。

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やっぱりそういう意味でも、このモノリスは生命の流れを制御している存在なのかなと考えました。

最後に

いやぁ・・・難しい!

というか、状況の説明がなさすぎて分からんです!!

でも、何故か嫌いな感じはしないんですよね。見てて、どこか引き寄せられるというか。不思議な感覚。

気持ちに余裕がある時に見るべき映画ですね。

それに、昔の映画なので進行がゆっくりですから、考え事をしながら見ることも可能です。

だから、飽きずに見られたのかな?

スッキリまるっと解決!という映画ではないので、何かしらモヤモヤが残る映画ですが、一度見ると何か想像力に幅が出る気がして面白い作品だと思います。