こんにちは。Milkです。
最近、新規事業提案グループのメンバーに抜擢されました。
私の会社の中では、従来の受託SI(お客様の提案する内容をそのまま実現する)では生き残れないと判断し、新規事業を立ち上げようという動きが活発化しています。
特に若手を中心にメンバーを抜擢し、各々が出すアイデアが収益を得るモデルとして確立できるか?として討議することになりました。
私のビジョン
多くの部門から成り立つ会社ですので、一つ部が違うと扱うシステムの内容が大幅に変わります。
今までは、その部の事業に関連した事業提案に固執していたのですが、「その垣根を越えよう」、あるいは「全く関係ないことでもよい」となりました。
つい最近声がかかり、とある主任から、
主任「あっ!いい所にいた。Milk君にお願いがあってね。新規事業提案チームに参加してくれない?」
えっ?私ですか?メンバーは誰がいるんです?
主任「第二課だけで構成されてる。でも行き詰まっててね。第一課からの案も欲しいんだよ。Milkならなにか思いつくかもと思って。」
はぁ。分かりました。
参加してみます。
となったのです。
初めて参加したのですが、確かに提案内容は行き詰まっていました。
実際に提案をしてみる
多くのことは書けませんが、私の中で温めていた案がありました。
しかし、それはかなり組織を横断してコネクトしていく必要があり、私個人では到達できないことだったのです。
なにせ、別の会社を巻き込む必要がありましたから。
しかし、私の思うビジネスモデルを話してみました。
我々の持つ技術と、他社の提供するサービスをコネクトしていき、BtoB領域とBtoC領域の垣根を超えるという案でした。
私は、
これは必然的に迎える将来だと思っているので、いち早く我々の中でプラットフォームを提供する側になる必要があります。
もう私達の中で全ての技術を育ててリリースする時代は終わりました。
と話をしました。
私の中では「当たり前で目前まで迫っている未来」だったのですが、参加メンバーにとっては新しい視点だったようで、それを新規事業モデルの1つの案に育てようと話が進みました。
これはこれで良かったんですけど・・・
少し気になる点もあったのです。
収益化出来なければ実現は出来ない
現実問題、「どこで収益をあげるか?」という点が一番の問題なのです。
様々な案は出てきます。
しかし、「どこで利益をあげようか?」と言う話になると、皆が固まるのです。
因みに、私の提案したモデルはその点をある程度カバーをしたつもりです。
でも、他に出てきた案も良いものがあって、それを切り捨てるのは個人的には惜しかった・・・
やはり問題は、「収益」
そのサービスを展開したところで、どこに我々は食い込んで、何で稼ぐのか?
それがキーになるのです。
そうでなければ、利益は上がりませんし、そのサービス自体が維持出来ないという本末転倒に陥ります。
また、大事なのは「欲しいと思う人のニーズから提案を構築する」ということ。
誰にも使われない自己満足のサービスを作っても意味はないからです。
これも理解できます。
私の会社はある程度の大きさを持っており、それを支える為には、それなりの収益を安定的に稼ぐというモデルが必要だからです。
ですから、収益化が弱い、あるいはあまりにニッチすぎて利用者が少ないとなれば、それは展開が難しいのです。
それでも実現したい

却下案の中には、介護分野のものもありました。
(これは市場規模は大きくなると予想されますが、その場で出た案ではマッチングさせることが難しかったのです。)
障がい者の方へのサービスもありました。
(これは市場規模が予想出来ない、あるいは現時点ではニーズが見えないという判断でしょう。)
しかし、本当のことを言うと私が”今したいこと”はその分野でした。
私が提案した内容はかなり前から温めていた案であり、現代の技術が成熟したのでやっと実現出来そうなところまで来ました。
よって議論する部分が少なくなっていました。
(特許化を勧められる状態になったので、出願もありうるかもしれません。)
ですが、「マイブーム」は過ぎていたんです(笑)
気持ちは、既に違う所にシフトしていました。そのきっかけは、やはり「休職を経験した」ことでしょう。
介護や障がい者の方へのことが頭をいつも駆け巡っています。
その方々に何か貢献出来ないだろうか・・・
それだけではないんです。孤立化をせめて「インターネットの世界だけででも防止出来ないだろうか?」と考えています。
つまり、個人の中で考えるのは非常に体力が必要で、最後には答えが見つからなかったり、思い詰めたり・・・
それは、他の方から「こういう風に考えてみるのもどう?」という手を差し伸べる場所がリアルに少なくなった。
あるいは、インターネットだから話せるということもあるんじゃないか?と思ったりもしています。
しかし、これを収益化するのは難しい。
(暇があると脳内はそれで充満してたりしてますww)
私は、こういうサービスで利益を上げることに反対はしません。
そのサービスを維持するのは必ず費用が発生します。
ですから、どこからかお金を集める部分は必要になるのです。
そう割り切っています。
(その方が実は透明性が出てくると思うのです。どこで利益を上げているかが分かれば利用者は納得すると思っています。)
しかし、利用者からお金を集めるのは、利用の敷居をあげてしまうことになる。
そもそも普及が遅くなる。
これは悩みどころです。
今実現させたいことは「ご近所付き合い」
会社を支えるほどの収益ではなく、そのサービスを維持する程度に収益を確保する。
ならば個人でやるしかない。
そう考えると、自然と「広告収入」にたどり着きました。
今の私にはそれぐらいしか思いつかない。
と言うよりもコネクションが少ない。
例えば、オプションとして実際のカウンセラーにコネクト出来ると使い勝手は良くなると思っています。
あるいは、病院や各省庁への連携が出来ればなお良い。
少なくとも、「悩んでいる人」と「経験者」をつなぎ合わせたい。
それは意見の押し付けという形ではなく、いい意味での「お節介」をインターネット上で実現できないかということ。
そして、多角的に意見を貰える場所を提供出来ないかということ。
そんな世界を再現したいと思っているのです。
だからこそ「Milkカフェ」を実験的に立ち上げました。
(何度もすみません。もうくどいよね・・・(;・∀・))
大問題なのは拡散力
たぶん。この企画は自己満足な企画な気もしてるんですよ。
しかし、ニーズは少なくともあるとも思ってる。
問題なのは、欲している人に辿り着いていないことなのでは?とも思っているんです。
では、どうやってそこのニーズに伝えられるか。
今は、twitterのRTをお願いしていますが、私の「信用力」がなければ成り立たない。
それも実感しています。
実際に体を動かして宣伝するしかないのかな?
まぁ、最近の悩み事ってこのことかな?(笑)
自分の影響力って本当に微々たるものなんだなってのを痛感しています。
企業の後ろ盾というのは、本当に大きい。知名度が違いますからね。
個人で立ち上げたとしても、その人の実績が目に見える形にならなければ、それもまた難しい。
所謂、「プロブロガー」なんて呼ばれている人たちは、どうやって知名度を膨らませていったのだろう。
これはまた研究するには面白い対象なのかもしれない。
最後に

今も、「どうすれば、この輪は広がっていくのだろう。これはかなりロングスパンで見ないといけないのかな?」
そんなことを、うずうずとしながら考えています。
せっかちなんですよ(笑)
しっかりと待たないといけないと分かりながらも、このままではこの企画の鮮度は落ちていく。
そういう不安もあったりします。
どうやったら必要としている人に、この企画はマッチングしていくのだろう。
そもそも、ニーズを外している?
企画を立ち上げるのは試行錯誤です。
失敗の連続だなぁ・・・
でも、思いついたら直ぐにやらずにはいられない。そういう性分なんです(笑)
こうやって、私の頭はいつも何かが駆け巡っています。
この本はお勧めです。
思いついたものを直ぐにサンプルとして作成する必要性を述べています。
具現化することによって、より深く相手に意図が伝わるからです。
思いついたら実行すべし。
さぁ、私の明日はどっちだろう?(笑)
この「Milkカフェ」企画が、必要としている人たちに届いて欲しいな。
そして、必要な機能や改善点を教えてほしい。一緒にブラッシュアップしていきたい。
そう思う毎日です。