こんにちは、Milkです。
意外とですね・・・音声動画を上げて欲しいとの希望が多くてですね;
ちょっと困惑気味だったんですが、ちょっと利用したい音声編集ソフトがありましたので、その操作に慣れるというのも兼ねて試しに録音をしてみました。
それで、制作過程について解説をする記事を書こうかと思います。
Audacity
今回は、Ubuntuで利用可能な、Audacityという音声編集ソフトを利用しました。
Ubuntu の中に入っていない場合は、「ソフトウェアセンター」からインストールが出来ます。
また、Windows版とMac版も存在します。使い方は基本的に同じです。
録音の仕方
録音の仕方は簡単です。画面上部にある、赤い●のボタンを押して下さい。
録音が開始されます。
終了する場合は、□の停止ボタンで終了です。
録音が出来ましたか? 上手く録音が出来ると、音の波形が見えるはずです。
BGMを付けよう
これに、BGMの音声を入れてみましょう!!
メニューからオーディオファイルを取り入れます。
すると、音声トラックが増えてオーディオファイルが挿入されます。
これをループさせたい場合は、必要な長さの部分を範囲選択し、コピー&ペーストで貼り付けができます。
エフェクトをかけよう
さて、軽いMIXを行いましょう。
実は、あの2つのトラックは既に、録音音声とBGMのトラックなのでした。
そして、軽いMIXを行った後の状態です。
今回、MIXとして利用したエフェクト機能は以下です。
- 増幅
- フェードアウト
- イコライゼーション(EQ)
本来ならば、コンプレッサーを利用して、音を均一化するのが良いのですが、ヘッドセットだったためにノイズがのり、ノイズが増幅されました。
ですから、不本意ではありますが、クリップ(音割れ)が発生しながらも、全体的に録音の音声増幅だけを行いました。
後は、BGMは必要に応じて、小さくしましたね。最後に、フェードアウトをかけます。
これらは、必要な範囲を選択して、メニューからエフェクターを利用して下さい。
本当ならば、ノイズが入らないようにして録音し、コンプレッサーで叩いて伸ばすのが鉄則です。
しかし、ノイズが乗りすぎているために、かえってコンプで小さいノイズが引き上げられてしまう現象に見舞われました。もっと良いマイク買ったらいいのかな?(笑)
全体的に音圧(音量)も適度であると判断したので、そこまで細かく全体のマスタリング(音圧を引き上げる作業)までは手を入れませんでした。
これも、DAWで編集するなら、各音声トラックを束ねるトラックを用意し、これに対してコンプレッサーをかけます。
あ・・・それと、声はこもって聞きにくかったので、EQで調整を行いました。
因みに、これをパライコ(パラメトリック・イコライザー)と言います。
右に行くほど高周波数帯で、左に行くほど低周波数帯になります。
パライコは、このグラフをぐにぐに動かしてカットとブーストを行います。
今回の場合は、ちょっと卑怯ですが、高周波数帯の部分をブーストすることで、こもった音を解消しました。
まぁ・・・MIXとしては落第点です。本格的に行うならば、必要ない周波数帯をカットして音をクリアにしていくのが鉄則です。
ブーストは、情報量が増えるために、最後のマスタリングでクリップが発生しやすくなります。
また、皆さんが見たことあるイコライザーはこちらでしょう。グライコ(グラフィック・イコライザー)です。
見てお分かりのように、グライコの場合は、大まかに周波数帯を分割して調整することになるので、細かい調整には不向きです。
ただし、初心者や、大まかな調整で構わない場合は、これは分かりやすいために重宝します。
ですが、DAWを扱う人間は、基本的にパライコでEQの調整は行います。
エクスポート
それでは、これらをまとめて一つの音声ファイルとしてエクスポートしましょう。
一旦は、Waveの拡張子で出力して大丈夫です。
SoundEngine
以下の音声編集ソフトも優秀な、フリーソフトです。
SoundEngine Free/Pro【音楽編集・音声録音フリーソフト】
「SoundEngine」という音声編集ソフトです。
Audacity とだいたい操作感は同じです。フリーでここまで機能が豊富なソフトは他にはないかも。
結構私も、簡単なMIXはDAWを立ち上げずに、これで済ませることがあります。
エンコード
動画投稿を行う際には、実はそのサイトによってファイルの上限サイズやビットレートが決まっています。
当然ながら、これらのサイズが大きければ、画質や音質は良くなります。
ただし、その上限レートを超える動画が投稿されると、サーバの負荷の観点から、運営側から極端にレートを落とした状態で再生されるという事態が発生します。
ですから、動画作成時の画質と音質のビットレートに気をつけながら投稿する動画を作成することが重要です。
こういった作業をエンコードと言います。せっかく、MIXで綺麗にしても、ビットレートの問題で音質を再生時に破壊されることもあるのです。
このエンコード作業は非常に大変です。
各投稿サイトによって、ビットレートや投稿可能なサイズの上限が異なるからです。
つんでれんこ
ここでオススメなのは、「つんでれんこ」と呼ばれるエンコーダーです。
かなり優秀で、自動で上限ギリギリのエンコードを行ってくれるソフトです。しかも無償なのです!!
で・・・ですね・・・実の所、一応はLinux用の「つんでれんこ」も用意されています。
しかし、現時点でちょっと使い方が分からなかったので、この部分だけはWindowsに頼りました。(ごめん!!)
使い方は簡単です。
DLした「つんでれんこ」を解凍します。すると、「【ここに動画をD&D】.bat」というファイルがあります。
これに対して、動画に必要な画像と先ほど出力した音声ファイルを一緒にドラッグ&ドロップを行います。(ctrl + 左クリック
で複数選択が出来ます。一緒に放り込んで下さい。)
するとエンコードが始まります。(因みに、この場合は動画全てが一枚のイラストだけで構成されます。複数枚画像を利用する場合は、動画編集ソフトで予め動画を作成してから、「つんでれんこ」に投入しましょう。)
あとは必要な質問に答えるだけで、最適なビットレートでエンコードの変換を行ってくれます。
おまけ
さて、これらを利用して作成した音声動画です。
もう、朝の5時半から起きて録音してるんで、気だるさMAXですね(笑)
では、今回はこんなところで!!
adios!!