日頃、Kyoがお願いごとをしてくることってあまりないんですよ。
でも、今回は何かどうしても言いたいことがあるみたい。
あのさー。毎度、言いたいことがあったんだけど・・・
うん?どしたの?
髪型どうにかならないの?
今日、髪切ってきたでしょ? Milk、いつも髪切った後って、格好悪くなるよね。
おい!ド直球だな!!あと、真顔で言うな。凹む。
確かにね。坊っちゃんみたいな髪になるんですよ。
私の髪は硬いので、短くすると跳ねるんです。なので、思い切って短髪に出来ないんです。
パーマもかけたことあるんですけど、直ぐとれたので、強めにかけたらウッドストックの巣みたいになりましてね・・・
それ以来、もう二度とパーマはかけないと決めたんですよ。
あと、一回短髪にすると、それを維持し続けないといけない。そうでないと、大爆発した収集不可能な髪型になります。
だから、跳ねない程度に切り揃えると、全体的にパタリロ風になるんですよ。
切った直後は諦めて、少し時間が経つといい感じに髪がばらつくので、それなりに格好がつくのです。
し・・・しかし・・・お主!
言ってはならんことを言ったな!!
どうしたいわけ?
えー。じゃぁ・・・どうしたらいいんだよ。
あのね!あのね!して欲しい髪型があるの!!
テンションたけぇな。おい・・・
次の瞬間に、私は固まったのです。
kat-tun の亀梨みたいにして来て!!
はぁ???
今の短髪の亀梨くん、格好いいんだもん。Milkにも似合うよ!絶対!!
嫌だよ。散髪屋に言うの?「亀梨にしてくださいって?」
うん。そう!えーっとね。画像探すから。(カタカタ)
うん。そう! じゃねーって!!
恥ずかしすぎ・・・嫌だよ・・・
しかし、Kyoは完全に無視。
こんな感じがいいー。
無茶言うな!!俺の顔を100回殴っても、亀梨になれないぞ!!
(1万回なら・・・嘘。ごめん。石投げないで!!)
無理だよ・・・亀梨になれないって・・・
髪型だけだよー。顔はなれるわけ無いじゃん。
うるさいな!!
散髪屋へGO
さて、数カ月経ち、そろそろ髪を切らないとなぁと思うと、あの言葉が頭をよぎるわけです。
kat-tun の亀梨みたいにして来て!!
く・・・くぅ・・・
同じ髪型になったら、またいじられるしなぁ・・・
言うしかないのか?
えっと・・・その・・・
いつも通っている散髪屋さんに行きました。
散髪屋「Milkさん。今日はどういう感じにしますか?」
いや・・・その・・・亀梨みたいにしてください・・・
散髪屋「え?なんて言いました?」
か・・・亀梨みたいな髪型にして下さい!!
終わった・・・俺のプライドはズタボロだ・・・
散髪屋「ぷっ・・・えっと、か・・・亀梨みたいな感じですか?」
お前!今、笑っただろ!!
スマホで画像を探してくれた。
で・・・Kyoが言っていた髪型らしきものを見つけて、それに近づけてみるって言ってくれたのだ。
な・・・なるのか?
頑張ってみた
散髪屋「こ・・・こんな感じでどうでしょう?」
鏡を見る。
そこには・・・
ちょっと凛々しくなったパタリロがいた。
うそ? 何がいつもと違うのだ? 俺には分からんぞー!!
ありがとうございました。これでいいです。
彼女にお披露目
髪を切ってきたよってLINEをKyoに入れた。
返信「亀梨にしてきた? o(´∀`)oワクワク」
う・・・うん・・・なんか色々ごめん。
Skypeで見せる
ほら・・・亀梨にしてくださいって言って、切ってもらってきたよ。
・・・
ま・・・前よりは良いと思うよ?
その一瞬の間はなんだ!!
すげー恥ずかしかったんだから!!
亀梨にして下さいって言ったの?
言ったよ!!
ほんとに言ったんだww あははははwww(大爆笑)
写真探すところから始まって、大変だったんだから・・・
いや。でも前よりも全然いいよ! ほんとだって! 次も亀梨にしてね!
(ほんとかよ?)
最後に
一応、前より全然良いとか言ってくれたけど、私には差が分かりませんでしたね。
次も一応、「前の髪型が気に入ってくれたみたいなんで、この前と同じで!」って言いましたけどね。
でも、私にはパタリロにしか見えないんだよな。