こんにちは。Milkです。
今回は、嘘か本当かよく分からない話・・・
前もって言っておきますよ?
私の務めている会社はSIer(お客さまの抱える問題をICTで解決する業界)ですからね?
確かに、私の本体の会社は複数の系統のグループで構成されていますので、それぞれで兄弟会社同士は扱う商品が異なっていたりするんですけど、私の所属会社はコンピュータを扱う部門が母体となり形成されたグループです。
なのに・・・なぜかペンギンを売ったと言う・・・
はぁ?!
バブルの時期はなんでもあり?!
まぁ・・・ほら。飲みの席では、先輩方から良く出るフレーズあるじゃないですか。
「バブルの時期はよかったなー。」
はい。出ました。若手がNo.1に嫌いなフレーズ!いただきました!
あれこれ聞いてきましたよ。
あの頃は、高い車が買えただの、少しの距離もタクシーに乗れただの、挙句にはタクシーでどこまでも行っちゃっただの・・・
でもね。耳を疑う話を聞きまして・・・
営業マン「あの時は、売れるものはなんでも売れ!って時期でね。ペンギンを売ったんだよ。」
ペンギン・・・って、あのペンギンですか?
営業マン「うん。ペンギン。本当に大変だった・・・」
そりゃそうでしょーね!
あ・・・。因みに、この営業マンはとても優秀な方で、私は尊敬しています。
今は出世街道まっしぐらの方です。
そんな人にも、メチャクチャなオーダーが来て、しかも承認しちゃう時代だったんだな・・・(;・∀・)
ペンギンが欲しいんだなぁ
その頃は、「コンピュータ」ではなく、「電気計算機」と呼ばれていた時代だと思います。
今でも、サーバーと呼ばれるコンピュータは大きいものになると天井につくんじゃないか?ってぐらいに大きいのですが、それはブレードサーバーと呼ばれる薄型のコンピュータを何枚もラックに収めている状態だからです。
なので、ひとつひとつのコンピュータはとても小型化しました。
しかし、当時は一つのコンピュータが天井につくぐらい大きかったんじゃないかな?
さて、恐らくことの発端は、動物園に「電気計算機」を納入したのが始まりだと思うんですよね。
そうすると、館長さんが
館長「あのね。うちペンギンが欲しんだよね。」
営業マン「え・・・え?!ペンギンですか?」




館長「うん。ペンギン。なんとかならない?」
営業マン「えっと・・・なんとかします!」
なんとかするんかいww
館長「お金はどんだけでも払うから、お願い!」
営業マン「わ・・・分かりました!」
ペンギン確保大作戦
そもそも、うちのグループ内をどれだけ探しても「動物」を扱っている部門なんて存在しません。
先ずは、「動物」を扱っているバイヤーを探すところから始めたそうな。
そして、やっとのことで探し出し、今度は海外から日本にどうやって輸送するんだ?という話に・・・
そこで編み出したのが「コンテナ輸送」
当然、そんなことしたことありませんww
「電気計算機」を運ぶならまだしも、「動物」を運ぶなんて前代未聞!
必死に駆け回って、なんとか請け負ってくれる業者を探し出しました。
ペンギンたちをコンテナに誘導します。
何も知らないペンギンたち・・・
コンテナ輸送船で、どんぶらこどんぶらこ・・・どんぶらこっこ・・・
ペンギンたちが「もうムリポ。バタン。」とならないように最新の注意を払います。
そんなこんなで、やっとの思いで日本にたどり着きました。
営業マン「館長さん!なんとかペンギンを確保しましたよ!」
館長「おー!!言ってみるもんだね!本当に連れてきてくれるとは!」
営業マン「いえいえ。大丈夫です。なんでも言って下さい。」
館長「ありがとうね。」
ちょっと待て!!
いくらバブルの頃だからと言って、これはやり過ぎでしょ!
技術屋の私には理解不能。
これは・・・バブルという謎の怪物が人を狂わせた結果なのか?
最後に
以上の方程式により、景気が上向きになると「ペンギン」が売れるということが証明されました。
よって、ペンギン指数を提唱します。
ペンギンが売れた数によって、景気回復度合いを測るのです。
全国の動物園の「ペンギン」導入数の変動を、景気回復の測定値に含めます。
「ペンギン」が大量に日本に訪れれば、日本はバブル並の景気に回復したと証明出来ると考えられます。
日銀は、この「ペンギン指数」を導入すべきです。
株価とか、私みたいな頭の悪い人には分からないです。
なので、「ペンギン」で景気を測って下さい。
その方が分かりやすいです。