映画「コン・エアー」パンフ 映画スター★映画パンフ/ウェブリブログ
こんちは。Milkです。
昨日は、楽しく購読させて頂いているブロガーさんの記事をニヨニヨしながら見ていました。
なんともJKの、キャッキャウフフな様子が書かれていて、うらやま、あっ違う、初々しいなぁって思ってました。
この記事を読んでいて思い出したことがありまして、私は大学生の頃に研究室の仲間と外国人を迎えに行くということがあったんです。
今日はそのことを書いてみようと思います。
新しい研究室
私達の研究室は、私が大学4年生になったときに設立された研究室でした。
つまり、どういうことかと言うと、新しく教授が赴任してきて初めての年で、誰も研究生がいないという状態だったのです。
私とYasuは、仮配属で別の研究室に入っていたのですが、そこの教授から2人とも呼びだされました。
「MilkとYasuのどちらかが、新しい研究室に移ってくれない?」
え?マジすか?!
Yasuは絶対に譲らないの一点張り。私は、新しいことが出来るのかも知れない・・・って思いも込めて移動することにしました。
全ての間違いの始まりだったけどね☆
何から何まで己の力のみ
何が大変って、全てを自分たちでしないといけないってのが大変なんですよ。
普通は、大学院生とかの先輩がいて、研究を引き継いだり、研究のサポートやアドバイスをしてくれます。
しかし、私達は先輩もいなけりゃ、後輩もいない!
ベースとなる研究もない!!
新しく赴任した教授から、いきなり無理難題な研究テーマを吹っ掛けられ、微塵も知識が無い上に、ノンサポートのまま、ひたすらに関連する英語の論文を朝から晩まで読み続ける毎日。(論文読んでるだけでなく、実験データも取らないといけない・・・)
3日ぐらいかけて、エキサイト先生の力を借りながらなんとか1つの論文の内容と数式を理解したら、「え?その論文なら2時間で読めるでしょ?何してたの?」と言われる始末。
何してたのって・・・
論文読んでたんだよ!!
研究員を募集
さて、そんなこんなしているうちに、教授が「研究員を雇おう」って言い出したんです。
もう既に、一人は決まっているらしく、フランス人らしい。
教授「この人だからね。●月×日に空港に来るから、君たち迎えに行ってくれない?」
プロフィール?履歴書?らしきものを私達に見せて来ました。
そこには、顔写真が載せられていたんです。
しかし・・・我々に衝撃が走る。
顔写真
やべぇ・・・コン・エアーじゃん・・・

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「コン・エアー」って映画知ってます?ニコラス・ケイジが主人公で、軍人なんですけど暴漢に妻が襲われて、守るためにその暴漢を殺してしまいます。
そして、ニコラス・ケイジは、囚人となってしまいます。ある日、凶悪犯を輸送する飛行機である「コン・エアー」で囚人の輸送が行われていたのですが、ニコラス・ケイジが乗っている時に、囚人たちが「コン・エアー」をハイジャックしてしまうという話です。
さて、私含めて学生は4人だったんですけど、教授がいなくなってから互いに言いたい放題。
「絶対に3人ぐらい殺ってるよね?」
※殺してません。
「囚人って言われても納得するわー。」
※脱獄犯でもありません。
もう、バカ学生は言いたい放題。
勝手な私の想像図。
マジ、修羅ってるわー。
コン・エアーをお迎えに行く
もう私の中では、アダ名は「コン・エアー」っす(笑)
レンタカーを借りて、空港に迎えに行きました。彼の名前を書いたダンボールを掲げながら、出口に待機するなんて初めての経験です。
すると、研究室の友人が気づきました。
「あれ?あの人、研究員のひとじゃね?」
お!遂に来たか!!
やっぱり、コン・エアーじゃん!!
コン・エアーはリュックを担いで登場。
そして、出口で何やら警備員に止められました。
あれ?
なんか・・・もめてんぞ?
金属探知機で全身を調べられてる!
え?なんか・・・リュックの中身を全部見せろと指示されてる!(笑)
警備員も超警戒してんじゃねーかよww
さすが、コン・エアーだわー。修羅ってるわー。
コン・エアーを大学まで”輸送”する
車でコン・エアーを大学まで送ることになりました。
何が困ったかって、彼は喋れるのがフランス語と英語オンリー!
どうしよう・・・気まずい・・・俺ら日本語しか喋れないバカ学生だぞ。
その時、私は幸運にも運転手。
お・・・俺は運転に集中してるから。え・・・英語しゃ・・・しゃべれるけど・・・ほら・・・運転大事だから・・・うん。ね?(←誰に確認してんだ)
お前ら、頼む。(心の声)
そのうち、比較的英語がまだ喋れる研究室仲間が、恐る恐るトライ。
慎重にいけよ?じゃないと・・・殺られるぞ!
※殺られません。
研究室仲間A「Did you come to Japan for the first time?」
コン・エアー「Yes. of course.」
なんか嬉しそう・・・
GoodJob!!良くやった!お前!
修羅回避!
私は気づいてしまった。
大学にたどり着きました。
すると、教授と英語でペラペラとお喋りするコン・エアー。
す・・・すげぇ。頭良いんだろうな。
学内の施設を案内するよと教授が言うので、それに私達も付いて行くことに。
だがその時、私は気づいてしまったのだ。
彼の腕に、「ヴァッケン」のリストバンドがしてあることを!
ヴァッケンとは、ドイツで開かれるヘヴィーメタルの音楽フェスです。
こ・・・こいつはやべーぜ。ガチじゃん・・・
コン・エアーに一応、自分の片言英語で確認したところ、ヘビメタが超好きらしい。
一歩間違うと、ヘッドバンギング食らう可能性大!
慎重に行こう。うん。
コン・エアーは日本語を覚えた!
数カ月経つと、コン・エアーは日本語を少しずつ覚えて来たらしいのです。
でも、ちょいと使い方間違ってる時もありまして・・・
皆で、エレベーターに乗ってたんですけど、コン・エアーは「お先にどうぞ。」って言いたかったらしい。
しかし、彼は力強く言った!
「行け!」
にこやかに命令されました☆
修羅るのが怖いので、急いで言われた通りに降りましたとも。
最後に
この後も、お昼ごはんは「英語を喋れないとは情けない!お前らちゃんと英語が出来るようになれ!」って教授から言われ、コン・エアー含めて強制的に皆でランチ。(強制的に英語。私はひたすらにお弁当を見つめて黙々と食べることに集中。)
もう、胃が痛い・・・俺らを開放してくれぇ!
そんな、滅茶苦茶なスパルタな研究を行ったせいで、研究室仲間はぶっ倒れて数日入院(笑)
某東の大学の院生と共同研究を強要されて、我々は学部生なのでチンプンカンプン!
拷問に等しい1年でしたね・・・
まぁ・・・それに耐え切れず、「俺は大学院に行ったら、頭おかしくなっちまう!!」って理由で、就職しました(笑)
さて、コン・エアーはどうしてるかなぁ。
今はもう研究室にいないみたいなんですけど、どこか別のラボで研究をしているのでしょうか。
頑張れ!コン・エアー!!