これは、私が塾講師をしていた時の話。
そう。実は、大学生の時は塾の先生をしていたんだよ?
こんばんは。Milkです。
私は、大学生の時の将来の夢は、「塾講師」だったのです。
しかし・・・流れ着いて、何故か今はSEをやっております。不思議なものですねぇ〜(笑)
さて、私が所属していた塾は、個性的な先生たちで構成されている塾でした。
いろいろ面白いエピソードはあるのですが、今日は塾長の話をしましょう。
ワイルドな塾長
その塾は、私がアルバイトを始めた時にちょうど塾長が交代しました。
まぁ、個人塾ではありませんでしたからね。配置転換はよくあることです。
その塾長は、なかなかダンディーな塾長だったのです。
塾長の挨拶。
初日から、中学3年生全員をひとつの教室に集めて、塾長は言い放つ!
「お前ら! たるんでる! それが受験生の態度か!!」
新しい塾長こえぇwww (´;ω;`)
これ初日ですからね?!
生徒も初めて塾長とご対面だったのに、第一声が怒鳴り声とは。
いや・・・でも、それぐらい「引き締めて行け!」という喝を入れる意味と、先生と生徒という区別を明確に分ける意図があったのです。慣れ合いを避けるために。
でも、この塾長は生徒に対して理不尽に怒ったりはしませんでした。
ちゃんと生徒のことを考えて、そして普段は怒ったりせず、優しく諭す、優しいダンディーな塾長でした。
彼の中での戦略が出来上がっていたのでしょうね。
長いスパンで見た時に、初日のパンチの意味が分かりました。
が・・・しかし、この人は私生活になるとワイルド極まりないのです。
テレビはパンチするものではありません
塾長は、シングルファザーでした。
中学生の娘さんがいたらしいのですが、溺愛していて「うちのチビ」って呼ぶんです。
塾長「いやぁ〜。うちのチビがねぇ、映画に連れて行けってうるさくてね。」
とか、
塾長「うちのチビの宿題の面倒を見ててね。寝不足だよ。」
などなど、それは楽しそうに話すのです。
容姿からも、昔、相当モテたんだろうなぁと容易に想像できます。タバコを吸う姿も様になっていました。
なのですが、ある日、その娘さんと喧嘩をしたらしく、塾長はかなり頭にきたらしい。
でも、娘さんに手をあげるわけにもいかず、導き出した答えは・・・
テレビにダイレクトパンチ!!
塾長「テレビなんてすぐ壊れるよ? 気をつけてね?」
気をつける意味が分からねぇww (;´Д`)
轢き殺してはいけません
かなり遠方から出勤していた塾長。
因みに、同じ方向から車に乗って出勤していた社員がいました。
社員A「今日、塾長の車見かけたんだけどね。あの人、尋常じゃないスピードで飛ばすよ?」
そうなんです?
社員A「いやぁね。高速道路で来てるんだけど、俺も相当飛ばすのよ。120Km/hぐらいは出してると思うよ?でもさ・・・あの人、余裕で俺を抜いていくからね!」
あびゃー。怖い・・・ (;´∀`)
しかも、塾長が乗っているのは白塗りのベンツ。
あの・・・ヤクザの方ですか?(汗)
ある日、飲みに行こうという話に。
そして、塾長の車に皆で乗って、その場所まで行こうということになったんです。
おおww うひゃww 飛ばすww
これ、一般道ですよ??
怖いので、メーターなんて見ないですよ。見れないですよ・・・
そして、シートを「寝るのか?」ってぐらいに倒して、片肘をシートに置いて、もう片手でハンドルを握り運転するスタイル。
初めて見た! なに? その運転スタイル!!
そろそろ、飲み屋に近くなり、人通りも多くなってきました。
人が多くなり、車がなかなか前に進みません。
すると、塾長がイライラし始めて・・・遂に言い放った!
塾長「轢っ殺すぞ!!おめーら!!」
やめてー! 窓が半開きになってる!! 聞こえちゃうから!
乗員全員「お・・・落ち着いて! 塾長!! きょ・・・今日は、祭りなんですよ! きっと!!」
塾長「仕方ない・・・ちんたらしてると、轢き殺すぞ。ったく。」
車乗ると人が変わるタイプだ!この人ww
これがギャップ萌えか!
社員Aさんと塾長が話している時がありました。
どうやら、社員Aさんは塾長に道案内をしているらしいのです。
社員A「○号線をずーっと行くと、ミスタードーナツがありますよね? それを左折するんですよ。」
塾長「あぁ・・・なるほどねー。あのミスターどーなっちょね。」
うん?
なんて言った?
先生全員「え? 塾長。今、なんて言いました?」
塾長「え・・・だから、ミスターどーなっちょ?」
先生全員「?????」
これはギャグなのか? おい。 笑っていいのか?
まてまてまて・・・
50歳以上になって、どーなっちょ?
どう処理したらいいんだ? この爆弾をどう処理したらいいんだよ!!
社員A「あの・・・塾長。本気で言ってます?」
あ・・・ツッコんじゃった・・・お前! 死ぬ気か!!
塾長「え?ミスターどーなっちょでしょ?何がおかしいの?」
全部おかしいよ!!
その後、何度聞き直しても。
ミスターどーなっちょ!と確実に言っていました。はい。
そして、本人は何も恥ずかしげもなく言っております。
どうやら、塾長と娘さんの間では、「ミスターどーなっちょ」と言うのが普通らしい。
どういう家だよ!!
最後
不意打ちギャップ萌え禁止!
いやぁ・・・全くもって、あのダンディーな塾長から「どーなっちょ」なる単語が出てくとは思いませんでした。
塾長は英語を担当していたので、「No. No. Mr.Donut」って訂正されるかと思いましたよ。
それが、「どーなっちょ」ですよ?
一体どういう思考したら、そうなるんだよ?おい!
もういいや。「ミスターどーなっちょ」でいいや。
それ以来、我が家も影響されて、「ミスターどーなっちょ」と言うようになってしまいました。
妹はその塾長から習っていましたからね。
そうなんです。私が塾講師をしていた時代に、妹は生徒だったのです。
ですから、家族でその塾長のことは知っていて、ダンディーな塾長なのは分かっていたのです。
それが、ギャップ萌えをかましてきたので、お手上げです。
くそぅ・・・イケメンでギャップ萌えまで会得しているとは。
卑怯なり・・・
そんなこんなで今日は、「ミスターどーなっちょ」が家にあったので、思い出しながら食べていたのでした。
皆も言ってみてね!
それでは、今日はこの辺で。
adios!!