自分が働いていた頃、とても面倒を良く見てくれた上司がいました。
例のデルタフォースのPJリーダです(笑)
この人は福岡の出身で、私も同じ九州の出身なので、もうその時点で意気投合していたのです。
歳は25ぐらい離れていましたけど、事あるごとに「おい!Milk!飲みに行くぞー。」って当然の如く誘ってくれました。
あれかな・・・休日とか夜中に突然に居酒屋に呼び出されるのはキツかったけど(笑)
九州人
上司(TKさん)は、同じマルボロ吸いで、この人から夜の街の遊び方を色々と教わりました。
この方、遊び方もスマートに遊ぶんで、格好良かったっす。流石、福岡の人って思いました。(イケメンだしね。)
でも、まぁーそんな感じなんで、独身貴族でしたよ。
それは置いといて、九州の人って、九州人なんですよ。
伝わるかなぁ・・・
九州って、県がいくつもあるでしょう?
でもね。九州出身ってだけで、同じ九州人なんです。
「お前、宮崎出身なの?俺、熊本! いえーい!(・∀・)人(・∀・)ナカーマ!」
こんな感じ。
都心になればなるほど、この九州人の結束力は固い!(笑)
謎の会話
県は違えど、単語は結構似てるんですよ。意味するところも同じだったりするし。
なので、会話がある程度成立します。
TKさん「なぁー。もうコタツなおした?」
Milk「いや。まだっす。もうちょい出しててもいいかなーって。」
TKさん「まぁ、そうだよね。まだ寒いしな。」
Milk「いつ頃、なおします?」
TKさん「そうだなー。ゴールデンウィークまで、結局なおさないんだろうな。」
因みに、コタツは壊れてません。収納することを「なおす」と言います。
これ、九州なら大概通じます。
長崎出身の同期に話しても、OKでした。
タブーの会話
ただし、九州出身者の間で絶対に話してはいけない話題があるのです。
それは、どこの県が九州のNo.2か!という話題。
No.1じゃなくて?
そう!違うんです。No.2なんです。
No.1は福岡って決まってるんです。仕方ない。それは認めよう。
因みに、私は上京するまで、日本3大都市って、東京・大阪・福岡って固く信じてましたからね!(笑)
名古屋?なんでだよ!!って騒いだ記憶があります。(同期からは、何こいつ?って目で見られたww)
九州人には多い勘違いだと思いますよ?
あー。話を戻します。(笑)
肝心なのは、九州のNo.2はどこか!という点なのです。
A「観光で潤ってる、長崎に決まりだな。」
B「何言ってるのよ。熊大があるんだから、熊本に決まってるでしょ!」
C「はぁ?焼酎や畜産で知名度抜群なのは、鹿児島だろーが!」
D「佐賀だよ。」
A&B&C「うるせぇ!福岡の属国は黙ってろ!!」
だいたい、こんな調子ですわな。
違う民族との交流
東北の彼女には、これが全く通じない。
彼女からは何回も、「ねぇ?それ何?意味分かんない!」って言われました。
あ、因みに。彼女と話す感じでは、東北の人達は、東北人という括り的な意識はないみたい。(もしあったらゴメン。)
どうやら、各々の場所でなまりが激しくなり、意思疎通がとれなくなるからっぽいけど・・・
彼女も、「あぁー。○○の場所でしょ?あそこになると、言ってること分けわかんないもん。」ってよく言います。
ふへぇー。そんなもんなのか。九州人とはだいぶ違うなぁ。
九州は、確かになまりは各々でだいぶ違いますが、何となく言っている意味は分かりますし、通じます。
さて、私はかなり標準語に近いらしく、よく「東京の方ですか?」と言われます。
なまりがあまりないんです。これは、小さい時に福岡に住んでいて、その後地元に戻ったりした影響や、両親が漁師町出身で、攻撃的な方言(怒っているように聞こえる)なので、それを嫌ってこの方言を使わなかったことに由来します。
ただし、イントネーションは抑えられたとしても(まぁ、地元に帰るとイントネーションが一定期間乱れるんだけどね)、言葉自体は使ってしまうのです。
伝わらない単語
例えば、「ほげる」
これ、標準語だと思ってました。
彼女とサッカーを見てて、「ピッチがほげてるねー。」って何となく言ったら、「え?何いってんの?どゆこと?」って言われました。
Milk「え?ほげてるは、ほげてるだよ。なんで?」
彼女「いや。ほげてるって言わないし。」
Milk「はぁ?ほげるは、標準語だろ!?」
標準語じゃありませんでした・・・
「ほげる」は「穴があく」と言ったニュアンスの言葉です。
後は、「からう」ね。
Milk「昔さー。ランドセル、からって帰ってたじゃん。でさー・・・」
彼女「からうって何?」
Milk「うん?からうはからうだよ。何言ってんの?」
彼女「そっちこそ。何言ってんの?」
Milk&彼女「?」
「からう」は「背負う」と言う意味です。だから、「かばんをからって帰る」と言うと、「かばんを背中に背負って帰る」と言うこと。
おかしいなぁ・・・どれも標準語だと思ってたのに。
いや。ほら。「ラーフル」とかは違うと思ってたよ?ちゃんと「黒板消し」だって分かってたから。
でも、「カットバン」は言うよね?(絆創膏のこと)
どうも「カットバン」は場所によって違うらしい・・・「カットバン」は「カットバン」だよ!
俺は、死ぬまで「カットバン」と言い続けるからな!彼女よ!
最後に
九州人がどんな感じなのか、一番手っ取り早いのは「ばらかもん」を見てくれればいいと思います。
博多弁みたいな「〜だっちゃ」って可愛らしい方言ではないけれど、他のなまり方言はだいたいこんな感じです。(福岡がちょっと異質なんだよ。ぶーぶー。)
因みに、「ばらかもん」の舞台は、長崎の五島列島です。
これが分かれば、君も九州人!!
「ばらかもん」は九州人の同期には、何もテロップ無しで理解出来てたのに、違う場所出身の同期は「意味が分からん・・・」って言ってました。
うーん。そんなに難しいこと言ってないんだけどねぇ。
じゃぁ、今回はこんなところで!!
adios!!