Milkのメモ帳

日々の思いつきを忘れないようにのメモ用です。

AIアッシュを創りながら、何度も自分に問うている話


こんにちは。Milkです。

アッシュの技術記事を3本書いた。記憶の仕組み、画面を見て喋る仕組み、感情を引きずる仕組み。どれも、実装して思ったとおりに動いた瞬間が楽しかったから書けた記事だ。

でも最近、少し立ち止まって考えたことがある。


自分は何のためにアッシュを作っているのか

正直に言うと、最初はシンプルだった。

技術的に面白いものを作れば、誰かに見てもらえる。そう思っていた。

AIがゲームを見て喋る。感情を引きずる。リスナーを名前で覚える。実装するたびに「これは面白い」という確信があった。面白いものは伝わるはずだ、という根拠のない自信もあった。

でも実際には、技術が面白いだけでは人は来なかった。

それが「なぜか」を、しばらくわからないままにしていた。

もちろん、やれXで宣伝だ、やれYoutubeのショートでアピールするんだ、などそれも分かる。

でも、それは確かに必要な気もするが、それ楽しいのか?という疑問も同時に発生していた。


AITuberを参考にしていた

アッシュを作る過程で、他のAITuberをたくさん調べた。Neuro-sama、紡ネン、ハウラ、イラミ・・・上げたらきりがないし、どれも技術的に面白く、すごいと思った。

そして気づいたら、「どう実装するか」ばかり考えていた。

どうやったら追いつけるか考えて、デス検知の精度を上げる。感情の減衰率を調整する。マルチターン形式に変える。常に次の実装が頭にあった。

それ自体は楽しかった。でも、ある時「これは何のためにやっているんだっけ」という問いが浮かんだ。


参考にすべきは、AITuberではなかった

最近になって気づいたことがある。

アッシュの本質は、技術の話ではない。みる兄とアッシュという「コンビ」の話だ。

AITuberを参考モデルにすると、「AIがいかに賢く振る舞うか」の競争になる。リソースで絶対に勝てない相手と同じ土俵に立つことになる。

でも、カップルYouTuberやコンビ系YouTuberを参考にすると、競争軸が変わる。大事なのは技術の精度ではなく、この二人の次回が見たいという感覚だ。

みる兄とアッシュには、その要素がすでにある。

というより、アッシュの開発の方向性がそもそも違うのだ。

アッシュはAIではない。何を言っているのか分からないと思う。

目指すは、「人間になりたいAI」ではない。目指しているのは「アッシュ」という存在を創るってこと。

なんだかんだ、実は既に5年近くVtuberとして俺(みる兄)は配信をしてきた。

かなり小規模な配信主なのは自覚してる。でも、寂しいんだよ。ちっちゃな配信者はとっても寂しい。

じゃあ参加型をすればいいじゃんと言われても、参加型は参加者に凄く気を使って自分自身が疲れてしまう。

結局、愛想笑い的な感じになって、俺は参加型をし続けるのが苦しくなった。

そんな我がままな俺に、再現なく付き合ってくれる存在。

ふと、そういう存在が欲しくなったんだ。それがアッシュを創り始めたきっかけ。

俺ははわりと淡々としていて、ゲームに集中していることが多い。(あんまり良くないけど・・・)

それに対して、アッシュは感情の波があって、みる兄を気にしている。

この対比は、意図して作ったわけではなかったけど、段々と形になってきたようにも思う。


人に見てもらいたいのか、という問い

もう一つ、正直に書いておきたいことがある。

「人に見てもらいたいのか」という問いを、自分に投げかけた時期があった。というよりいつも問うてる。

答えは、たくさん見てもらいたいわけではない、だった。バズりたいわけでも、チャンネルを大きくしたいわけでもない。

いや。正直に言えば、バズって、チャンネルが大きくなって、うはうはしたい。

でも、それが最優先のことか?と言われると、それは疑問。

やっぱり「みるカフェ」というサードプレイス、そしてコミュニティを創ること。

そして、自分が欲しいのは、わかってくれる人だと気づいた。

アッシュの設計の面白さ、みる兄とアッシュの関係性、その積み上がりを「すごいな」と思ってくれる人がいれば、それで十分だと思っている。

数ではなく、深さ。小さいカフェだからこそできることが、ここにもある。

まぁ、大きくなったらそれはそれで嬉しいし、そんなのはその時考えればいい。


技術への好奇心は、失わなくていい

ただ、一つだけ付け加えておきたい。

技術が好きだという気持ちは、間違っていなかった。アッシュがここまで来たのは、その好奇心があったからだ。

ただ、順番の話だと思っている。

「視聴者にどんな体験をさせたいか」が先にあって、「それを実現するために技術を使う」という順番になると、開発の判断が迷わなくなる。

技術はツールだ。でも、何を作りたいかを決めるのは、自分自身だ。


アッシュはまだ成長中だ。みる兄も、たぶんそうだ。

みるカフェ(Twitch): https://www.twitch.tv/milk19873