こんにちは。Milkです。
ここ最近の衝撃的な出来事です。
リワークカリキュラムに通い始めて、1ヶ月。
残り2ヶ月を乗り切ると、東京に帰る準備を始めます。
本業の仕事モードへ身体を切り替えていく必要があるでしょう。
まぁ、それは置いといて、このカリキュラムの中には「グループ作業」というのがあるのです。
グループ作業
現在、このカリキュラムを受講しているのは、私を含めて4人です。
年度が切り替わるタイミングで卒業される方が多かったので、たった1ヶ月で私は後ろから2番目の古株になっちゃいました(笑)
さて、このカリキュラムには様々な作業が含まれます。
例えば以下のようなものです。
- 自主作業(各々の仕事の種類によって異なる。)
- 講習
- 認知行動療法演習
- 運動
- グループ作業
などがあります。
私の場合、自主作業は精神疾患に関する専門書を読み、要約を行っています。
私は職業柄、ワードを利用することが多いので、要約はワードで行い、そしてこれを発表する場合はパワーポイントのスライドにまとめ直します。
私のようなSE職じゃない人もいますから、ペーパークラフトを通して集中力を戻したり、検品作業や会計作業を行うという事務系の作業を行う人もいます。
人それぞれで、自分の自主作業計画は立てます。
さて、他のカリキュラムですが、「グループ作業」というものがあるのです。
これは、全員が参加し、何かしらのテーマを決めて意見を出しあい、A4・2枚の報告書としてまとめあげるという作業です。
時間の枠は決まっていますので、役割決めからテーマ決め、そして作業の計画と進捗管理まで、自分たちで行うことになります。
おーい磯野! 役割決めよーぜ!
この作業は、リーダーの采配の元、全てが管理されていきます。
リワークにはアシスタントが2名いるのですが、作業には出来るだけ関与せず、そして報告を受け取る上司というような役割です。
私たちからアクションがない限り、何かを先回りして手助けするということはありません。
その「グループ作業」の初回。先ずはアシスタントから、「グループ作業」の内容説明がありました。
資料が配られたのですが、そこには衝撃的な文字が。
「以下の役割を決定すること。」
- リーダー:Milk
- サブリーダー:未定
- 役割未定:未定
- 役割未定:未定
ん? 目をこすりこすり。もう一度見ましたよ。
「リーダー:Milk」
なんでもう決まってるの!?
ちょ・・・ちょいまて。
どうして? いや・・・サブリーダーならまだ分からんでもない!
しかしですよぉ。役割は話し合いで決めるんじゃないんですのう?
あ・・・あのう。リーダーって私なんですか?
アシスタント「はい。そうです。」
そりゃまた・・・なんでです?
アシスタント「色々考慮してですよ?(にこり)」
・・・
もう配られた資料に、しっかりと自分の名前が書いてあるんだからしょうがない。
今更、むりだよーん!なんて言えない・・・
ってか、「色々考慮して」ってなんやねん (´;ω;`)
事前に相談もないのね。世知辛いのぉ・・・
会社での、「お前、明日からPJリーダーな!」ってのを思い出したよ(汗)
Milkリーダー始動
何が問題ってね。全員、私よりも年上!
やりずれぇえええええええええええ!!!!!
しかし、やらねばならぬ。
職業柄、メンバーとして迎え入れる人が年上になることはよくある。
つまり、協力会社さんとチームを組むと、年上の人に指示出しをしなければならない。
その日の日記には、以下のことを書くことになるだろう。
「すごくしごとをおもいだしました。たのしかたです。(棒読み)」
絵日記なら、雑な人間が乱立するね。
「すごくしごとをおもいだしました。たのしかたです。」
そう言っても、何も始まらない。
やりますかね。
幸い皆、協力的なメンバーなので、話し合いはスムーズに進んでいった。
でもやっぱり疲れるのだ。意見が出るとは、あちこちの方向性が出てくるということ。
これをまとめ上げるのは、気を使うし、頭も使う。正直、しんどいね(笑)
私は、リーダーシップのとり方として、トップダウンでなくボトムアップを利用したいと思っている派である。
まぁ・・・ブレンドなんだけどね。
つまり、自分の中では「答え」を既に持っている。何も意見が出ない場合や、あまりに見当違いの方向に行こうとするならこれを軸に進める。
しかし、それではチームの意味はないので、基本的にはボトムアップを推奨する。
メンバー全員に声をかけながら、時にはくだけた雰囲気を自分で醸し出しながら、徐々に意見を出しやすくする。
そのためには、アホみたいな脱線した意見を”わざと”出すこともある。
何でもありだよってことで。しかし、最後には「これは脱線しすぎたね。ごめんね。」と言って締めて、ここは行き過ぎだよというラインを決めながら、言いやすい環境をつくる。
ある人が出した意見を、先ずは軸にしてみて進めていき、他の人の意見もあるなら、これを統合する方向で進める。
誰か言い出すと、人は意見が出しやすい。
最後には、自分の意見も合わせて行き、がっちりと外側をコーティングしてあげれば完成だ。
私の中のチームの運営方法はこんな感じ。
時間はかかるが、発言出来たという達成感や、自分も参加できたという満足感をメンバーは得ることが出来ると考えている。
リーダーが大事なのは自分で全てをコントロールしよう(支配下に置く)としないことだと思っている。
また、過去の私は皆を助けるという部分に重きを置きすぎ、自分を軸として皆が私を頼る形になったため、私が折れてしまった。
だから、今回は皆に”頼る”リーダーとして、頑張ってみようと思っている。
隊長! 欠席であります!
この間の、金曜日。
午後からは、「グループ作業」の予定で、本格的に報告書の中身を詰めていく予定だった。
その日は豪雨で、私はリワークセンターにたどり着いたんだけど、全然人がいなかった。
◯◯さん。他の人は・・・?
◯◯さん「うーん。どうなんでしょう。今のところ、来てませんよ?」
アウチ! もう問題発生!
朝、自主作業を進めながら待ってみたが、4人のメンバー中2人が来てない。
いやぁ。流石に、これで進めるわけにはいかないっしょ。
また、タイミングが悪いことにアシスタントが2名中2名休み。
うん・・・
これは事前に分かっていたから、別の人が対応してくれた。
あの。△△さんと××さんは、今日はお休みですか?
カウンセラー「そうみたいなんです。××さんは、午後にこれそうなら頑張って来ると言っているのですが・・・」
そうですか。ならば代替案として、この日は午後も自主作業なので、予定の入れ替えは出来ませんか?
カウンセラー「××さんが、来るのが難しいならばそうしましょう。」
はい。お願いします。
30分後・・・
カウンセラー「××さんは、やっぱり体調不良で難しいみたいです。」
そうですか。ありがとうございます。では、代替案でお願いできますか?
カウンセラー「そうしましょう。アシスタントスタッフにも連絡しておきます。」
お願いします。
作業部屋へ。
◯◯さん。今日は中止にしましょう。メンバーが揃わないみたいです。なので、●●日の午後の予定と入れ替えで考えています。それでもいいですか?
◯◯さん「分かりました。そうしましょう。」
その代わり、次回からの「グループ作業」で欠席者が出た場合は、無理にでも進めましょう。
日程を考えると、これ以上の後ろへ作業工程をずらせません。
◯◯さん「そうですね。了解です。」
お願いします。
みんな・・・己と闘っていると思うけど、頑張って!
頑張って!来てちょーだい!!
最後に
さて、最近はそんなこんな毎日です。
今もはたと思うんですけど、「色々考慮して」ってなんだよ!!
なんか、もやっとするー。もやっとするよー。
仕事柄そういう立場をとることが多いからなの?
それとも、もうここでは古株扱いだからなの?
なーんか、もやっとするんだよ。もやっとww
リーダーって疲れるのよ。いやホント。
リーダーじゃない側になりたい。私もなりたい。
と言うか、私はRenaからリーダー向きなんじゃないの?と言われて答えたんだけど、リーダー向きじゃないです。
サブリーダー向きなんです。
リーダーとメンバーの間をとりもつとか、チームのモチベーションを高めたり、まとめたりというのには長けていると思っています。
なんでこれを言っているのかというと、「本当のリーダー」を見たことがあるから。
同期に、「本当のリーダー」がいます。
彼は、確かに頭が良いのだけれど、それを表面に出さず、人間的な魅力で人を惹きつけていきました。
彼の才能です。私は、彼を見た時に「かなわない・・・これがリーダースキルなのか・・・」と驚きました。
オーラが違うのです。彼に付いて行こう。何かあったら、メンバーが彼を助けよう。
そういう風にチームがまとまっていくのです。
私の場合、メンバーの欠点を私が補おうとする形をとるので、それは何か偽の関係性なのです。
そう。偽物なんですよ。
自虐的に言ってますが、私は同期を見た時に、二流なんだなと理解しました。
その後、何かある度にリーダーを任されますが、やはり一部強引な仕方をしてしまうことがあります。
メンバーの自主性を高めて、彼らがチームに貢献することが楽しくなるようにしたいのですが、そのやり方は未だ分かりません。
謎です。その「本当のリーダー」の同期に聞いたとしても、これは答えを得られないでしょうね。
確か、本人にも聞いたような気がするのですが、本人も自覚はしていません。
周りの同期にも聞きましたが、やはりその人の「センス」という結論になりました。
そういう人間がいるのです。難しいなぁ。
というわけで、偽リーダーですが、コツコツ頑張っているよっていう話でした。