もう何人を殺してきただろうか。
時には、身に危険を感じながら。時には、罪悪感と後悔にさいなまれながら手にかけてきた。
しかし、仕方がなかったのだ。
そう自分に言い聞かせ、説得し殺してきた。
私の不注意により口封じのために殺されたものもいた。
最後まであがき続けた奴もいた。
だが、もう二度と立ち上がらないように、徹底的に息の根を止めた。
それが君のためだ。そして、皆のためだ。
今まで、どれだけの数を殺してきたのだ?と問われれば、答えよう。
「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」と!
IT用語は不思議な言葉だらけ
大げさに書きましたけど、要はIT用語です。
普通に仲間内では使ってしまうので、外部の人間からすると「お前ら、頭大丈夫?」となります。
あぁ・・・当然ながら、お客様に対して同じような言葉は使いません。出来るだけ分かりやすい用語に変換をします。(変換出来ない奴は、それを格好いいと勘違いしてるパーチクリンか、マジで意味が分かってないアンポンタンです。)
殺す
Milk「○○さん。こいつ言うこと聞きません。」
上司「何?お前なにしたんだよ。」
Milk「いや。別になにもしてないですよ。」
上司「しかたねぇなー。じゃぁ殺すか。」
Milk「そうですね。殺しましょうか。」
上司「これは子供?」
Milk「あー。そうですね。子供です。親も含めて殺さないとだめですね。」
上司「そうだな。仕方ないな。親も含めて殺しちゃうか。」
Milk「はい。分かりました。殺しときます。」
必殺!!親子皆殺し!! ※システムの話です
解説すると、アプリケーションには親子関係というものがあります。
例えば、AアプリがBアプリを起動するという流れだとしましょう。
すると、Bアプリを止めても(殺しても)、Aアプリ側が「うん?なんでBアプリが動いてねーんだ?もういっちょBアプリを起動すっぞ!」って動き出すんですよ。
すると、いつまでもゾンビの様に、Bアプリが復活し続けます。
ですから、Aアプリ(親)、Bアプリ(子供)共々全てを根絶やしにしなければ、このアプリの暴走は止まりません。
焼く
上司「おーい。Milk!お客さんからデータもらってきたから、これ焼いといて。」
Milk「はい。分かりましたー。」
うひゃひゃ!燃えろー!全部、燃えちまえー! ※クビになります。
これは、CDあるいはDVDにデータを書き込んでおけという意味です。
今でこそ、CD-RWというものが出てきて、再書込が出来るようになりましたけど、昔はCD-Rだけでしたからね。
それに実際に、光を当てて焼き付けますから、この「焼く」という単語に行き着いたのだと思われます。
ネットワークが安定するようになってきたら、もうこのDVDやCDでの納品ってのはないかも知れませんね。
映画の「巻き戻し」と同じぐらいに死後になるかも知れません(笑)
(早送りと早戻しって言うらしいですよ!!未だに私は、巻き戻しって言いますけどね!)
食わす
上司「このデータ食えるかな?」
Milk「いやー。ちょっと古いから無理なんじゃないですか?結構、中身変わってますよ?」
上司「一か八か食わせてみるか?」
Milk「まぁ・・・試してもいいとは思いますけど。」
やべぇ!超不味い!!食えねぇ! ※データの話をしています。
これは、アプリケーションにデータを入力させるときに言う言葉です。
アプリケーションがデータを順番に処理して読み込んでいく様子を、「データを食う」とか「食わせる」と言います。
例えば、「データもらってきたから、食わせといて。」とか、「いい?このアプリは、このデータを食うから。」とか・・・
まるで生き物のようですな。
吐かせる
上司「なぁー。もう吐き終わった?」
Milk「いや。ちょっと時間かかってます・・・」
上司「おいおい。時間ないんだよ?もうちょい早くなんないの?」
Milk「はい。何とか吐かせてる最中ですから。もうちょっとで吐き終わりますから!」
早く吐き終わんないと・・・やべぇ。間に合わない! ※データの話をしています。
これは、先ほどの「データを食う」の逆バージョンです。
つまり、アプリケーションが出力結果を出している状態を「吐いている」と言います。
例えば、CADだったらプロッターや大型プリンタに製図を出す作業のことを言いますし、他のアプリケーションならグラフや計算結果をデータとして出力することを指します。
もう、「食わせたり」、「吐かせたり」、拷問の域に達しております。
カタカナで言っちゃう俺かっこぅいい?
ここからは、ちょっとイケてると勘違いしちゃって、意識高い系が利用しまくっちゃう言葉をあげましょう。
プライオリティー
優先度のことを指します。
使用例:「この作業のプライオリティーをもっと上げてくれないとさー。俺の作業が進まないわけ!」
コミットメント
恐らくは、「確約」「約束する」の意味だと思われます。
使用例:「はい。その件については、既にコミットしております!」
ただし、技術屋が使う場合はニュアンスが少し異なります。
技術屋はDB(データベース)というアプリケーションのことを想定して言っており、それを流用して用語として使っています。
コミット操作とは、データを修正しそれが確定する(データが反映される)ことを言います。ですから、技術屋が「それってコミットしている話なの?」と言う場合は、「それは確定事項なんだよね?」という意味です。(営業も同様に使いますが、我々技術屋が使う時は、”絶対に変更されない”という意味を持っています。つまり、安易にこの言葉は使いません。コミット操作とは非常に慎重に行う作業で、これが完了するとデータは元には戻せません。)
これと対になる言葉として、「ロールバック」があります。これもロールバック操作というものがあり、これはデータの修正をしたがやっぱり元の状態に戻すことを指します。ですから、技術屋が「ちょっと待って!その作業、ロールバックして。」と言う場合は、「ちょっと待って!その作業を中止して、最初の状態に戻して!」と言う意味です。
レジュメ
概要のことを指します。
使用例:「今日お持ちした資料のレジュメになります。皆様に行き届いておりますでしょうか?」
マター
役割のことを指します。
親切なご指摘があったので修正。(まぁ・・・それぐらい私も、カタカナを並べられても”?”ってなってるってことです。)
問題のことを指します。
使用例:「この仕事って、誰のマターなの? 俺じゃないよね?」
ステークホルダー
利害関係者のことを指します。
使用例:「ええ。弊社にとって、御社は大事なステークホルダーですから。これからもよろしくお願いいたします。」
最後に
ごめん。終盤はホント悪ノリww
これで、君もIT通だね☆
「You、日常で使っちゃいなよ!!」