こんにちは。Milkです。
今回は、本来ならライティングの依頼として来ていた内容なのですが、先方から「週に3本以上書いてくれ!」とか無茶を言われたので、お蔵入りになった記事です(笑)
なんかね。いきなり問い合わせフォームに依頼があって、「アルバイトに関する記事を1文字1円で書いてくれないか?」なんて言われたんですよ。
しかも、週に3本4000文字以上でって。
俺、本業あるから無理だっての!
月に3本なら・・・なんて言ったら、「あー。じゃあまた別の機会に・・・」とか言いやがるww
なんだこれ!!(笑)
と言う訳で、今回は塾講師のアルバイトに関するお話。
塾講師のバイトの仕組み

私が経験した塾講師のアルバイトですが、個別対応ではなく、講義の形式(学校の授業みたいな感じ)で一度に20数名を相手にするという感じでした。
授業形式のアルバイトは珍しいのかな?
個別指導が主流になっているのかもしれませんが、もし授業形式のバイトが見つけられるなら、そちらがオススメです。
なぜなら、様々な生徒に触れ合えるから!
時給はどれぐらい?
私が大学生の頃は不況真っ只中でしたので、最低賃金なんて時給640円とかでした。
(いやほんとの話。最低賃金は各都道府県で異なりますから、地方になればこんなもんなんですって!)
ドラッグストアで働いていた時は、この時給640円でこき使われていた、働かせていただいておりました。
塾講師の場合、時給はなんと1700円!
後に、50分授業になったので1500円になったんですけど、最低賃金から考えると2.5倍ぐらいに近い格差ですよ!
これは魅力的すぎる!
今では最低賃金の改定がなされていると思いますが、塾講師はそれよりも大幅に時給が良いと思います。
た・だ・し!
一年目はあまり旨味がありません。
二年目からが「ガッボリ!」の状態になります。
それは後でお話しますね。
身分はどういうことになるの?
これは個人経営の塾とか、その会社の方針で異なると思います。
私の所属していた塾は表上、「アルバイトは存在しない」と言うことになっていました。
ですから、スーツにネクタイは必須。
そして、本当は大学生なのですが、生徒の前では「大卒の先生」と言うことになっていましたね。
若干バレてる感じもありましたけど、保護者の方からの信頼を得るためにも、敢えて「バイトを使ってまーす。」なんてことは言いません。
うん。何も言いません。
なので、嘘はついてません。
聞かれないから答えない。
え?騙してる?アーアーキコエナイナー。
採用はどういう形式?
私の場合は、中学性と小学生を相手にする塾でした。
履歴書は当然必要だとして、面接と試験はありましたね。
試験は実際の「教える希望の科目」の高校入試レベルの問題用紙が渡されます。
実際に採点をしてみて、一定の点数(私の場合は80点だったかな?)を取れればOK
私の希望は、「理科」
意外と大学生の時は覚えているもので、スラスラと書いて95点ぐらいは取れた記憶があります。
まぁ・・・高校入試レベルですからね。中学性が受ける問題ですから。
必要な資格はあるの?
別段ありません。
実は、正社員にも特別な資格は必要ありません。
教育免許が必要なんじゃない?って思われる方もいるかもしれませんが、塾のアルバイトから、そのまま正社員採用なんてこともあるので必要ないです。
寧ろ、他の職をしていて、転職してきた(生え抜きでないので、私の塾では少し雇用形態が異なっていた)人の方が、色んな経験話をネタとして使えるので、生徒には人気です。
また、バイトですからね。様々な大学の学科出身者たちです。そもそも教員免許を持っているわけがない!
と言うことで、教員免許を持っている持ってないは採用の基準にはなりません。
現場で覚えられるスキルは盛りだくさん

先程、「一年目は旨味がない」と言いましたよね?
時給をそのまま、「働く時間=時給」とするには、下積みが必要なのです。
分かりやすい資料の作り方が覚えられる
実は、基本的に毎年使用するテキストの内容は変わりません。
これは、中学校の教科書が大幅に改定がなされないのと同様です。
仮に改定があった時には、それに合わせてテキストも修正がありますが、追加や削除が一部あるだけで大部分は同じになります。
と言うことは、一年間を通して慣れれば、翌年度からは同じ方法を使うことが出来ます。
その為には、一年目に多くに試行錯誤や時間を見つけて自分の授業スタイルや知識を身につける必要が出てきます。
授業を行うには、自分用の「授業ノート」を作成することがお薦めです。
例えば、「気象に関して」の授業ノートを作ってみました。
幾つか大事なポイントがあります。
- 実際に板書する形にする
- 自然な話の流れにする
- 生徒に注目してもらえるように図を多くしたり、覚えやすい方法を考える
- 出来るだけ多くの先輩方の授業を見学して授業方法を覚える
最後は特に大事なことですね。
自分一人では行き詰まるので、たくさんの授業を見ながら知識を身に着けます。
もちろん。この時間は「自主勉強」になるので、お金は発生しません。
子ども達へ質の高い授業を。
そう思うと、割に合わないと思うかもしれませんが、子供たちの未来という責任が発生する職業です。
もし、そこを背負いたくないというならば、このバイトは向かないでしょう。
相手を引きつけるプレゼンの仕方が覚えられる
これはプレゼン技術に近いものがあります。
いつまでも下を向いてぶつぶつ喋ったり、黒板に向けて話しかけていたり・・・
それでは、生徒は眠たくなるだけです。
どうやったら生徒は楽しく「授業を聞きたい!」という気持ちが出てくるか。
例えば以下のような技法を使えます
- 授業に入る前に少し雑談を行い気持ちをリラックスさせる
- 授業内容に絡めて「トリビア」的な内容を付け加えてみる
- 適度な時間で「問題を解く」というタイミングを入れる
- しっかり生徒を見ながら授業を行う
などがあります。
また、板書は綺麗な方が圧倒的に良いです。
これには、何回も実際に書いてみて「後ろからも見えるか?見にくい色を使っていないか?」というのを確認します。
特に図に関しては、先ずは「円」を綺麗に描けることを目指しましょう。
これが描けるようになれば、自然と図解が楽になります。
色については、多くても3色。
私の場合は、「赤、青、黄」の色チョークと白チョークだけで授業を行いました。
これは、様々な色によって生徒が「どれが重要なの?!」と混乱を起こさないようにするためです。
コミュニケーション能力が身につけられる
これは生徒とのコミュニケーションも確かにそうなんですけど、その親御さんと会話をする機会も多々あります。
担当者を呼びますので、どうぞこちらへおかけ下さい。
普段の授業態度ですか?
大変、真面目に授業を聞いてらっしゃいますよ?しかし、宿題を少々忘れることがあります。
授業の内容をしっかり覚えるためには必要ですので、少し気にして頂けると嬉しく思います。
など、どうやったら角が立たずに、上手く気持ちを伝えられるか。
また、社会人としてどのように会話をしたらよいかということが学べます。
もちろん。生徒との会話も楽しいですよ!
最後に

様々なバイトがあると思うのですが、塾講師は楽しいですよ?
やっぱり、子供たちと触れ合えることもありますし、子供たちの未来を一緒に形作るんだなぁという気持ちが湧いてきて活力になります。
色々と失敗もあるかもしれませんが、それも一つの勉強!
凹むこともあるかもしれませんが、徐々に慣れていけばいいですから大丈夫です。
是非、気が向いたらトライしてみてください!
それでは、今回はこの辺で。
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