Milkのメモ帳

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Excelを持っていなくてもファイルの中身を見る方法


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こんにちは。Milkです。
パソコンに「Excel」が入ってない!なんてことありません?

先日、マシンのセットアップをしていたのですが、そのマシンには「MS Office」が入っていませんでした。

セッティングの内容がExcelでまとめられていたのですが、読めない!
(なんでテキストじゃないんだ!というのは置いといて・・・)

弱ったなぁ・・・ということで、力技で中身を開くということをしました。


「Excelファイル」は「Zip」で開ける

実のところ、「.xlsx」形式のファイルは、様々なファイルの集合体となっています。

これをバラすということが出来るのです。

やることは単純。

ファイルの拡張子を「.zip」に変更し、解凍するだけ。

少し一緒に見ていきましょうか。

「.xlsx」を「.zip」に変更する

以下のようなファイルがあるとしましょう。

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中身はいたって普通。

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このファイルを取り敢えずコピーして、拡張子(最後が「.」となっている箇所)を「.xlsx」から「.zip」に変更します。

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そして、「解凍」を行います。するとフォルダ形式の状態で中身が見えるようになります。

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「sharedStrings.xml」を開く

Excelのファイル「.xlsx」は様々な情報の集合体とお話しました。

セルの設定の情報などを別々のファイルで管理しており、それを「.xlsx」として固めているのです。

なので、「.zip」に無理やり変更して解凍してやると、別個のファイル群として見ることが出来るようになります。

こんな感じ。

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どこに解凍したかにもよりますが、解凍したフォルダの中の「xlフォルダ」を開いて下さい。

その中に「sharedStrings.xml」があるはずです。

ここにExcelの文字情報が収められています。

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実際に開いてみると・・・?

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ブラウザで開くと、このように見やすくなります。
(IEやChromeなどです。)

「xml」というマークアップ言語の形式で書かれている状態です。
(データを「タグ」と呼ばれるもので分類化し、扱いやすくする言語です。HTMLと似たもので、これを更にデータを表す方向に特化させたものです。)

「買い物リスト」で、「牛乳」「卵」「パン」という文字が記載されているのが分かりますね。

この方法で中身を見ることが出来るんです。

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Excelだとこう見えていた

最後に

読むだけなら、この方法が手っ取り早いですね。

確かに、「.zip」化して、中身を編集し、「.xlsx」に戻すというのも、理論上は出来るような気がします。

しかし、ファイルの集合体であるため、しっかりと各々のファイル情報で「整合性」がとれていないといけません。

全体の構造を知らずに、中身を書き換えてしまうと、Excelは「壊れたファイル」と認識することになるでしょう。

ですから、あくまで「Excelを入れるほどでもないけど、中身を少し見たい」ぐらいの時に使うのが良いと思います。

あと、必ず元ファイルはコピーして下さいね。

なにかの間違いでファイル破損を起こすと大変ですから・・・
(これはどのような操作をするときも鉄則です。編集を行う時は「元ファイル」は残すようにしましょう。失敗時の保険の為です。)

ちょっとしたTipsでした!

それでは、今回はこの辺で。

adios!!