こんばんは。Milkです。
仮想通貨と呼ばれる種類の中に、ビットコインってありますよね?
正直言って、意味が分からなかったんですよ・・・
最近では、こんな記事がありました。
なんと、JPモルガンの社員のトレーダーがビットコインを扱ったら、解雇する!!とCEOが発言。
「ビットコインは本物ではない。いつか終わる」とまで言っちゃってます。
技術は高く評価するが、通貨が政府の制御下にない状態にあることが問題であるとのこと。
先生!その前に質問があります。
ビットコインって何ですか? ( ˘ω˘)
実は私もこの記事を読むまで、
ビットコインって流行ってるなぁ・・・
ぐらいの認識だったんです。
でもでも、何やら揉めてますねぇ・・・トレンドとしてちょっと要点だけでも押さえなければ!!
ビットコイン(Bitcoin/bitcoin)
実はですね。こちらの記事がとっても分かりやすく解説をしております。
え?! お前必要なくね?
まぁ・・・そうなんだけどさ・・
自分の頭の整理のためにも書き留めておきたいのです。
お許しを。
さて、気を取り直して解説していきましょう!
ビットコインは、いわゆる「仮想通貨」と言う分類に入ります。
実態のないお金ですね。
例えば、ゲームの中の課金の通貨。
これも「仮想通貨」となります。
手元の現金を、ある場所で使える実態のないお金に換金する。その実態のないお金を「仮想通貨」と呼んでいるわけです。
でも、ビットコインが特殊なのは、その換金した「仮想通貨」が現実の世界でも利用できるという点。
ゲームならゲーム内でしか使えませんし、AmazonやAppleのカードを買えば、その枠の中でしか使用できません。
しかし、ビットコインに換金しても、その「仮想通貨」を取り扱ってくれるお店であれば、それを利用出来るのです。
ビットコインは何故理解が難しいのか?
このビットコインの理解を困難にさせている原因は幾つかあります。
- ビットコインはどこが発行しているの?(管理しているの?)
- ビットコインって凄い技術って聞くけど、どう関係しているの?
そう。ビットコインという「仮想通貨」と、ビットコインの「技術」が混同されることにより、意味が分からなくなっているんですよね。
先ずはそのあたりからお話します。
最初の段落で「Bitcoin/bitcoin」と表記したのをお気づきでしょうか?
これには意味があるのです。
頭文字の大小による意味の違いがあり、大文字表記 (Bitcoin) はプロトコルと取引ネットワークを、小文字 (bitcoin) は通貨自体を指す
ビットコイン - Wikipedia
なんと、大文字と小文字で意味が異なるのです。
- Bitcoin:ビットコインを支える技術のこと
- bitcoin:ビットコインの単位(日本で言う”円”のようなもの)のこと
となります。
では、Bitcoin(技術)からお話しましょう。
皆で共有するので管理者がいない
通常のお金は、銀行に預けることになります。
そして、あなたの通帳が存在して、あなただけが現金のやり取りを見ることが出来ます。
他人の通帳を見て、「ふむふむ。儲けてるねぇ( ̄ー ̄)ニヤリ」なんてことしたら、ぶん殴られます。
しかしながら、Bitcoinでは通帳を共有化します。
え?! どういうこと?
このBitcoinの仕組みは高度な技術が複雑に絡んでいます。
そもそも、この仕組を提唱したのは「サトシ・ナカモト」と言う人物で、これについての論文を発表しています。
しかしながら正体不明(笑)
サトシ・ナカモト(英文表記:Satoshi Nakamoto)は、ビットコインプロトコルと、そのリファレンス実装であるBitcoin Core (Bitcoin-Qt) を作ったことで知られる人物の称する氏名。
本名かどうかも含め、当該人物の正体は不明。2008年、metzdowd.com内の暗号理論に関するメーリングリストに電子通貨ビットコインに関する論文を発表し始めた。
2009年にはビットコインのソフトウェアをネット上に発表し、ビットコインの最初の採掘を行い、運用が開始された。
サトシ・ナカモト - Wikipedia
また、こちらがその論文の一例です。(英語です。)
https://bitcoin.org/bitcoin.pdf
怪しさ満載なんですけど、その理論があまりに画期的であったため、世界の技術者達がそれに注目し運用が始まりました。
特徴的なのは、「皆が通帳を共有化していること」です。
簡単に言うと、1つの通帳に皆が書き込んでいるのです。
ただし、ID(厳密に言うと公開鍵)と送金記録だけが履歴として残ります。IDとその人の個人情報が紐づくことはありません。
「そのIDが、どのIDにどれだけの額を送金した。」と言うことが、全て記録されるのです。
でも、その通帳って誰が管理してるの?
それが先程述べた、「皆が通帳を共有化している」につながります。
このBitcoinの仕組みに参加すると、P2Pという技術でコンピュータ同士がつながっていきます。
今までは、大きな高性能のサーバーに一括管理させるというのが主流でしたが、このP2Pと言う技術は、各々のコンピュータをつなげて皆で協力して計算をさせることによって高性能サーバーに匹敵する能力を得よう!と言う考え方です。
身近な例で行くとSkypeもこのP2Pという技術を使っています。
皆のコンピュータを連動させながら複雑な計算を処理しているのです。
Bitcoinもこれを利用しています。だから、皆がつながって1つの通帳を管理することになっているのです。
また、これによって誰でも通帳を監視することが出来ます。
自分の場所の送信記録を改ざんして億万長者になろう!なんて考えても、直ぐに不正が見抜かれてしまうのです。
そういう意味でも、皆で通帳を共有しています。(途中のデータ送受信については暗号化されていますので、ここでも改ざんは不可能です。)
さぁ、そういうオープンな形でお金を管理しようという仕組みが、「Bitocoin」な訳です。
でも時々、「採掘」という言葉を聞きませんか?
「採掘」とはbitcoinが無限に増えることではない
「採掘」によってお金が増える!と言うようなことを聞いたことがありませんか?
先程の送金記録を付け足す時に、Bitcoinに参加している人は誰でも記録係になるチャンスがあります。
この時、記録したい人はアプリにランダムな文字列が表示され、それに合わせてあるランダムな文字列も送信されてきます。
送信されてきた文字列を送り返すと、それが特殊な計算式で変換され、最初に表示されたランダムな文字列に合致したら記録係になれます。
もし運悪く、違う文字列が送られてきたらNG。ただし、次のランダムな文字列が与えられます。そして、また送信です。
これを10分間で行い、一番早く当てられた人が勝者です!
(なんと、10分間で勝敗が決まるように、上手くコントロールされています。)
なぜこんなことをするのか?
それは、これによって通帳の監視が行き届くようにすることが目的です。
そして興味が湧くように、記録係になれた人(実際には自動で記録はされます。)には、bitcoin(お金)が賞金として与えられるのです。
この作業が皆で掘り当てるようにみえることから、「採掘」と呼ばれます。
今では、なんとそれ専用にハイパワーなマシンを揃えて、「採掘専門業者」としての会社が成立するほどです。
でも、1つの疑問が湧いてきます・・・
そんなことしてたら、永遠にbitcoin(お金)は増えていくんじゃない?
確かに。それはもっともな意見です。
しかしながら、bitcoinの供給量は最初から決まっています。つまり、いつか掘り当てるのは終わりの日が来るのです。
参照:誰も教えてくれないけれど、これを読めば分かるビットコインの仕組みと可能性 | TechCrunch Japan
ならば、誰もこの通帳の記録係をしてくれなくなる・・・
ご安心を。実は「送金手数料」も記録係はGetすることが出来ます。
bitcoin(お金)は手数料なしでも送金出来ますが、手数料ありの方が早く処理される仕組みになっています。
なぜなら手数料をGet出来るから。
手数料なしなら処理されないの? いえいえ。そんなこともありません。
必ず順番が回ってきて、強制的に処理されなければならないことになっています。
ですから、「採掘業者」はいつの日か採掘し尽したら、手数料を目的とした「記録専門会社」へと移行していくことでしょう。
私たちはビットコインをどのように利用したら良いの?
さて、やっとbitcoin(お金)の話に辿り着きました。
この部分は意外と簡単なんです。
だって、換金するだけですから!
でも、どうしてこれほどまでにbitcoinは騒がれるのでしょう?
ゲームのアイテムを買うなら、決まったお金を払えば買えますよね?
自分のお金を、ビットコインに換金するだけでしょう?
何が問題なの?
これが騒がれるのは、価値が変動してしまうからです。
そ・・・そんなバカな?!
それが・・・あるんだなぁ・・・
いつもニュースで、為替レートが報道されますよね?
円をドルに換金しようとしても、日によって価値が変動しています。
これは、円を買ったり、円を売ったり、またその逆でドルを買ったり、ドルを売ったりといったことが起きているからです。
どの通貨で持っていると一番損がないか?と言うことで、売り買いが行われています。
なんと、これがビットコイン(bitcoin)でも行われています。
ビットコインを買ったり、売ったり。つまり、円に戻したり、ビットコインに換金したりを繰り返しているのです。
これは、とある日のビットコインの為替レートです。
こちらで簡単に確認出来ます。
まぁ、今のドルやユーロなどの変動する為替レートと仕組みは同じなので、これが特別と言うわけではないのですが、ビットコイン(bitcoin)も同じ仕組みを持っています。
なので、あまりに沢山のお金をビットコインに換金すると、ある日は大暴落なんてことも・・・
しかし、逆に考えると大富豪になるチャンスもあるわけです。
そういう訳で一般の人は、こちらの為替レートの方にハラハラ・ドキドキしてるんですねぇ。
最後に
さて、技術や仕組み、そして実際のビットコインというお金について解説してみました。
いかがだったでしょうか?
私も勉強になりました。
私としては、この綿密に設計された「Bitcoin」の方に感銘を受けますねぇ。
あと、私はこういう投資方面は疎いですから、「ビットコインで儲けるぜ!」という勇気はありません(笑)
各国としても、このビットコインの扱いに関しては、あれこれとまだ手探りの状態のようです。
これからどのような方向に進んでいくのでしょうか・・・
傍から見ていると面白い分野ですけどね(笑)
それでは、今回はこの辺で。
adios!!