仕事をしていたら、1度や2度は考えますよね・・・
転職!
私も何度か転職をしようと考えて、リサーチを兼ねて転職サイトに登録したりしましたよ。
ある時は、ヘッドハンティング専門の会社から直接にメールも来たりしました。
(これは、同期に一斉に送られたようです。おお、こわっ!)
さて、毎度不思議に思っていたこと。
転職サイトに登録すると、必ず「○○会社の☓☓と申します。Milkさんの転職のお手伝いをさせて頂きたいと思います。」って、メールや電話が来るんだよね。
その転職サイトの子会社だったり、提携している会社だったり。
所謂、転職エージェントなんですけど、なぜか無償であれこれ会社を紹介してくれたり、アドバイスしてくれるんです。
なんで無料なんでしょうね?
転職サイトの仕組み
実は、転職サイトの中でも幾つかランクがあるようです。
まず、採用したい会社が募集をかけるときにお金が一番かからない方法。
それは、転職サイトにそのまま掲載をしてもらうこと。
それぞれの広告の大きさや場所によって、掲載料金が変わるようです。
沢山お金を払えば、会社の特集も組んでくれます。
まぁ、優遇されるわけです。
ここまでは、個人で申し込みをするので転職エージェントが関わることはありません。
では、どういう時にエージェントが絡むのでしょう?
サイトに出ていない物を扱うのが転職エージェント
転職エージェントの出番は、サイトに掲載しないタイプの募集。
サイトに掲載すれば確かに認知度は上がりますが、多くの人からの応募に対して個別に対応しなければなりません。
「では、そこまでもアウトソーシングしちゃおう。」
それが、サイトに掲載されないタイプの採用募集です。
ある程度、転職エージェントがその人のスキルや職歴などを考慮し、募集をかけている企業の中から年収が高く通りやすい場所を選定します。
もちろん、企業側が求めている人材も考慮して、その人に募集内容を見せるのです。
これによって、出来るだけ企業側は採用の部分に力を割かずに、かつ求める人材に近い人が面接にくる確率が上がります。
転職エージェントへの支払いは誰がする?
このままで行くと、転職エージェントは「ボランティア」になってしまいます。
では、なぜ積極的に転職エージェントは、転職しようとしている人にアプローチをかけてくるのでしょう?
ここには少しカラクリがあって、企業は採用が決まるまで支払いが発生しません。
その代わり、転職エージェントを通して採用をした場合、採用者の年収の20〜25%と同額を転職エージェントに支払うという仕組みです。
だから、転職エージェントも必死なのです。
採用されなかったら0円。
採用されたら、その人の年収の20〜25%が入ってくる。
つまり、「出来るだけ高収入の企業に採用させたい!」となるわけ。
そりゃー熱も入りますよね。
サイト掲載と転職エージェントの利用はどちらがいいの?
これはあくまで、転職エージェントの人から聞いた話です。
転職エージェント曰く、「サイトに掲載する企業は、人の入れ替わりが激しい。お金もそれほどかけられない。そういったことが起きています。なので、エージェントを通した方が確実です。」だそうです。
まぁ、エージェントの話ですから、どこまでが営業トークかは分かりませんがね。
しかしながら、確かにサイトに掲載されている企業の面接に行ってみると、
ここ・・・ほんとに大丈夫か?
というのはありましたね。
エージェントを通した場合、募集内容を見ると、
あー。そこ知ってる。競合のところじゃん。
とか、
そう言えば、あの会社はICT部門の強化を狙ってるって言ってたな。
ここに募集を依頼してたのか・・・
など、企業戦略も見えてきたりします。
面白いほど企業の動きや関係性が見えてきて、情報量は多いですね。
私が仮に転職するなら、やっぱり転職エージェントを利用するかな。
最後に
ずーっと、
転職エージェントに給料払ってるのは誰だ?
って思ってたんですけど、主要な収入源って募集している企業が支払ってたんですね。
ある程度、所属しているエージェント会社が払っている部分もあるかもしれません。
(そこは、各会社で違うでしょうから。)
しかし、上乗せ分は自分でガツガツとりに行かないといけないわけです。
そりゃ、あれだけ必死になるわけだ。
そんな裏のカラクリがあるのでした。
それでは、今回はこの辺で。
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