こんにちは。Milkです。
皆さんは「骨伝導ヘッドホン」を知っていますか?
イヤホンやヘッドホンは「耳を塞ぐもの」という常識があると思いますが、それを覆すヘッドホン!
それが、「AfterShokz」が出している「TREKZ AIR」シリーズ。
なんと、「骨伝導」で音を聴くため、耳を塞ぐ必要がないのです。
「骨伝導」って何?
そもそも、骨伝導とはなにか?
これは音の専門家から説明を頂きましょう。
http://www.temco-j.co.jp/whatis/www.temco-j.co.jp
音を聴くには、2つの経路があります。
- 気導音
- 骨導音
の2種類です。
参照:http://www.temco-j.co.jp/whatis/
普段は、主に「気導音」を聞いています。
しかし、自分の発する声は、「気導音」と「骨導音」が混ざったものになるのです。
よって、マイクを通して声を聞くと「気導音」だけになり、
あれ? 俺の声ってこんななの?!
という現象が発生するということ。
でも、上手く「骨導音」を利用してあげれば、「耳を塞がずに音を聴く」ことが可能になるのです。
利点としては、周りの音は「気導音」で、つまり鼓膜で聞くことができ、同時に音楽は「骨導音」で聞ける。
耳を塞いで周りに注意が行かないということを防げるということです。
私は音楽に集中しすぎて電車の降りる駅を通り過ぎることが多々ありましたし、周りの状態が分からなかったり、話しかけられているのに気づかないこともありました。
これらが解決する!ということなのです。
TREKZ AIR
これを実現させたのが、「AfterShokz」社の「TREKZ AIR」シリーズ。
なんとワイヤレス(Bluetooth)で利用できます。
どう装着するの?
まず疑問に思うのはこれだと思います。
まぁ、百聞は一見にしかず。
ずばりこう!
え?!分かんないって?
そう・・・なんと、装着しても周りには髪で分からないのです。
髪が短いとこんな感じ。
イメージとしては、耳に引っ掛けて、振動する部分をこめかみに当たるようにセットするという感じです。
少しこつはいりますが、自分の「聴きやすい位置」を探してみて下さい。
おすすめは、耳ともみあげの中間地点です。
操作やバッテリーの持ちは?
主にボタンは3つ。
右に音量の上下ボタンがあり、左の振動部分に「ポーズ/通話(2回押しでスキップ)」ボタンがあります。
因みに、音量の「上」ボタンは長押しすることで電源の操作が出来ます。
充電に必要なのは、microUSBのコード。(同封されています。)
また、2時間の充電で連続6時間の再生が可能です。
音質はどう?
一番気になるのは「音質」だと思います。
これは正直、期待すると「残念」となります。
「音域を余すことなく全て綺麗に聴きたい!」という要望には向きません。
数ヶ月使ってみた感じから行くと、得意な音域はミドルからハイの音域になります。
一応、プリセットのイコライザーがありますが、「重低音重視」の設定にしても然程変わりません。
しかし、音が潰れるなどはなく、そこは丁寧に音が出ます。
ピアノ曲などは完璧に聞こえますね。
曲の中で低音部分が、薄まると考えていただければ良いかと思います。
それでもオススメしたいと思うのは、「別次元」のヘッドホンであるからです。
脳内BGM
これは実際に感じていただくのが一番なのですが、音が「脳内」に流れてくるんです。
脳内BGM状態!
確かに周りがうるさすぎると、音楽は聞こえなくなります。
というか、それが通常。
何しろ目的は、外音を聞けるようにするためですから。
でも、程よい状態だと頭の中に音楽が流れてきて、尚且、周りの状況も分かる。
これは、「異次元」
また、いい感じに髪に隠れてくれるので、仕事中も「脳内BGM状態」で作業をしています。
上司から話しかけられても、全然OK。受け答えできます。
使えば使うほど、この感覚がくせになってきて、通常のイヤホンやヘッドホンを使うのは嫌になってきます。
もし、外音がうるさいと感じるなら、耳栓を使えばOK。
(これも同封されているんですよ!)
最後に
お値段は1.7万円ほど。
少々高いですが、その価値は十分にあります。
疲労しにくいのもメリットですね。
イヤホンはずっと使うと、耳が疲れてくるというか・・・耳が痛くなってきます。
でも、これはほぼそれがない。
気づいたら6時間の連続再生をしてしまって、「電源を切って下さい」と案内音声が流れる始末(笑)
まぁ、それほど負担が少ないし、心地よい感覚なんです。
音漏れの心配もありません。流石に大きくしすぎるとわずかに周りに聞こえますが、通常使う範囲では問題なし。
いい買い物だったなぁと思っています。
ぜひ、お試しあれ!!