Milkのメモ帳

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【視聴】コードギアス 反逆のルルーシュ&反逆のルルーシュ R2【感想】


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皆さんは、「コードギアス」というアニメをご存知でしょうか。

2007年の作品だそうです。

初めて私が見たのは大学生の頃で、この「コードギアス」にどっぷりハマってしまって、ここからアニメ好きになってしまいました(笑)

な・・・なんと!今、Amazon prime video で見れるです。

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衝撃です。そして懐かしい・・・

再度見てみたんですけど、今のアニメに全然見劣りしないですね。

私はストーリー重視派なので、このアニメはそういう方に是非おすすめです。

概要

日本は鉱物資源「サクラダイト」の生産量1位の国でした。この鉱物資源を巡り、神聖ブリタニア帝国とは微妙な外交関係にありました。

日本の首相は、枢木ゲンブ。そして、枢木家に人質として、ブリタニア帝国皇帝シャルルの息子であるルルーシュとナナリーが住まわされていました。ルルーシュとナナリーの母親である、皇妃マリアンヌは皇族の権力争いの中に巻き込まれ暗殺されます。シャルルはマリアンヌが弱かったために死んだのだと述べるだけで終わり、悲しみの素振りも見せませんでした。そして、二人を日本へ送るのです。

枢木家は二人を丁重に扱い、息子である枢木スザクと、彼らは友人となります。

しかし、皇歴2010年8月10日。神聖ブリタニア帝国は、一方的に日本に宣戦布告。

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神聖ブリタニア帝国は、人型実戦兵器ナイトメアフレーム(動力にサクラダイトを使用)を開発しており、日本への戦争で初めて実戦投入。

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その破壊力は驚異的で、通常の戦車等の兵器より機動力が圧倒的に違いました。たった、1ヶ月で日本は降伏。そして、日本は植民地となり「AREA 11」と呼ばれる場所となったのです。

また、日本人と名乗ることは許されずブリタニア人から「イレブン」と差別されることになります。

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母親を奪い、平穏に暮らしていたルルーシュとナナリーの居場所までも灰とした神聖ブリタニア帝国。ブリタニア人でありながら、ルルーシュは神聖ブリタニア帝国の破壊を心に固く誓うのです。

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月日は流れ、アッシュフォード学園の学生となったルルーシュ。ルルーシュとナナリーはアッシュフォード家に匿ってもらい生活していました。

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貴族との違法な賭けチェスをして遊んでいた帰りに、トレーラーが事故を起こすのを目撃。誰も救出しないなか、ルルーシュだけはそのトレーラーに近づきます。しかし、そのトレーラーは再度暴走を始め、ルルーシュは車内に閉じ込められます。実は、この運転者はイレブンのレジスタンスであり、エリア11のブリタニア総督が極秘に研究させていた毒ガス兵器を盗みだしていた最中だったのです。

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突如、その毒ガス兵器が作動。しかし、実際には「C.C.」という女性が閉じ込められていました。

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ブリタニア軍は彼らを発見しました。そして、目撃者全てを射殺し、全てをなかったことにしようとします。ルルーシュは生きるための力を願いました。

すると、「C.C.」はルルーシュに「ギアス」という力を授けます。彼のギアス能力は「絶対順守」の力。目を見て命令されたものは、それに必ず従うことになるのです。

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今ここに”魔神”が生まれました。彼はギアスを武器に、母マリアンヌを殺害した犯人を探すこと。そして、自分とナナリーを苦しめ続ける神聖ブリタニア帝国という圧倒的な力を破壊することに身を投じることになるのです。

解説

このアニメはかなり長編です。

普通は、1クールだと12話で完結なのですが、2クール分のボリュームがあります。つまり25話。

しかも、捨て回が無いんです(笑)

どの回も意味があります。

後ですね・・・

これは、「コードギアス 反逆のルルーシュ」と「コードギアス 反逆のルルーシュR2」という2部構成になっています。

実は「コードギアス 反逆のルルーシュ」で話は完結しません。「コードギアス 反逆のルルーシュR2」も2クール分の量がありますから、全部を見るとすると50話分になります!!

でも!見る価値はあります!!

と言うわけで、ここで全部の話を解説するのはちょっと無理かなぁ・・・(;´∀`)

本当に、色々な主義主張、そして思惑が錯綜するため、このボリュームが無いと成立しません。

コードギアス 反逆のルルーシュ

第1部と呼びますね。

この第1部は、ルルーシュが神聖ブリタニア帝国に対抗するために、イレブンの各地で起こっているレジスタンスを統合することがメインの話になります。

最初は一人でなんとかしようとするのですが、いくらギアス保持者でも組織に対して自分だけで対抗するのは無理があった。

そこで、レジスタンスの一つに対し助言を行うこと、そしてギアスを使ってブリタニア軍を混乱させることで、彼らの信用を勝ち取ります。

ただし、「ゼロ」と名乗り仮面を被ることで、自分がブリタニア人であることを隠し通すのです。

そして、ただのテロ行為では意味がなく、弱者を権力者から開放する、正義をなす組織「黒の騎士団」であると宣言します。

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「黒の騎士団」は、もうひとつの有力レジスタンス「日本解放戦線」を吸収。(実際には、ギアスによって日本解放戦線の上層部を自決させた。)

この「日本解放戦線」は”キョウト”と呼ばれる財閥から、資金援助を受けていました。また、枢木ゲンブ時代の軍部で構成されていたのです。

ルルーシュは、資金と軍備でもエリア11でブリタニアに対抗できるほどの規模を得ることが出来るようになります。

一方、枢木スザクは、ブリタニアの軍人になっており、黒の騎士団のようなテロ行為によって世界を変えるのは間違いだと考えていました。ルールを内部から正すことが世界を変える方法だと信じていたのです。イレブンであるということで差別を受けますが、特別派遣部隊という科学研究チームからスカウトされます。そして、次世代ナイトメアフレームであるランスロットで功績を上げることになるのです。

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ルルーシュ(スザクはゼロの正体を知らない)とスザクは、互いに主義主張がことなり決裂することになります。

血染めのユフィー

第1部の一番の盛り上がりは、「虐殺皇女ユフィー」でしょう。

エリア11の副総督に就任したユーフェミアは、スザクを自分の騎士に選び、そして恋に落ちます。また、「行政特区日本」を置くことで、日本人に差別のない世界を実現しようとします。

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ユフィーは善意から「行政特区日本」の設立を提案し、「黒の騎士団」の参加も求めます。しかし、ルルーシュにとっては参加してもしなくても「黒の騎士団」の存在意義がなくなります。そして、神聖ブリタニア帝国を倒す戦力が失われることになるのです。

ルルーシュは当初の計画では、ギアスによってユフィーに自分を銃で撃たせることにより、日本人による暴動を誘発させるというつもりでした。

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しかし、ルルーシュとユフィーは昔から知った仲。二人だけで話すうちに、ルルーシュはそのユフィーの純粋さにかけてみることにしたのです。ナナリーの求める優しい世界になるようにと。そして、「黒の騎士団」は「行政特区日本」に参加する意思を示そうとしました。

ただし、大きな誤算がありました。ギアスを使用しているうちに力が強化され、このタイミングでギアスが暴走を始めたのです。二人で話している中で、ルルーシュは「自分が命令すればユフィーが日本人を殺すようになる。」と冗談を言ったつもりが、ギアスの命令としてユフィーに実行されてしまうのです。

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「行政特区日本」に集められた日本人を、ユフィーの命令によってブリタニア軍が虐殺を行います。ルルーシュにとって、これは想像していなかった事態でした。これによりユフィーは「虐殺皇女」と語り継がれるようになります。日本人はますます「黒の騎士団」を求めるようになり、一気にエリア11全土で暴動が起きます。

ルルーシュはせめてもの償いとして、自らの手でユフィーを殺します。そして、スザクはそれを目撃してしまうのです。また、ギアスの存在も知り、ルルーシュが愛するユフィーを操り、そして命を奪ったという憎しみに怒りで震えます。

第1部は最後に、スザクとルルーシュが対峙し幕を閉じることになるのです。

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コードギアス 反逆のルルーシュR2

第2部のテーマは、過去・現在・未来です。

第2部は、ルルーシュが学園生活を送っている様子から始まります。

皇帝シャルルもギアスの保持者でした。そして、スザクに捕縛されたルルーシュは、シャルルのギアス「記憶の改変」により、自分が皇族であった記憶や、「ゼロ」であったことを忘れて、一般のブリタニア人であると信じて生きることになります。

シャルルが、ルルーシュを殺さなかったのには理由がありました。それは、C.C.をおびき出すためです。

そして、案の定、C.C.や黒の騎士団は「ゼロ」の奪還を企て、C.C.の力によってルルーシュは記憶を呼び覚ますのです。ルルーシュは再び、神聖ブリタニア帝国の破壊を目指します。

第1部に比べ、エリア11だけではなく世界を巻き込みながら展開される点が第2部は異なります。また、ナイトメアフレームの機能開発合戦という部分が大きくなります。(ちょっとこの部分は残念かな・・・ロボットアニメに偏ってくるので;)

世界は何を求めるか

第2部は、第1部の数々の謎が解き明かされるのも見どころなのですが、現皇帝シャルル、皇位継承権第2位シュナイゼル、そしてルルーシュによる”世界”の捉え方が異なるという点がポイントになります。

皇帝シャルルは、ギアスの究極の力によって人々を意識の世界に統合することで、嘘のない世界を実現しようとしました。また、その世界では過去の死んだ人間とも意思の疎通が可能になるのです。

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しかしながら、過去の人間とも対話が可能であるという部分にとらわれ、シャルルはルルーシュとナナリーが生きていようが死んでいようがどうでもよくなっていたのです。その証拠として、その世界を実現するために必要な拠点である日本の遺跡を奪取するために、二人が生きているにもかかわらず日本に対して宣戦布告したのです。

ルルーシュは、嘘のない世界は善意の嘘をなくし、全てが停滞した世界になると反論します。そして、ナナリーが求めている「優しい世界」ではなく、シャルルの自己満足の世界にしかならないと言い放つのです。


次に相手となったのは、シュナイゼルでした。

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衛星要塞ダモクレスによって、上空からフレイヤ(核爆弾のようなもの)を投下することで、恐怖によって世界を統一しようとしました。

それが、世界をまとめる唯一の手段であると。

明日は今よりも悪くなるかも知れない。そうであれば、現時点の状態を維持することで世界の調和を図ろうとしたのです。ここでポイントなのは、シュナイゼル自身は独裁者になりたいわけではないという点です。自分の命にすら執着心はなく、人々が求めるならばそれに応えようというスタンスの持ち主なのです。

妹のコーネリアから、「神になるつもりですか」と問われた時も、「人々がそう望むのなら神になろう」と答えます。

しかしながら、その方法ではナナリーが求める「優しい世界」を実現することは不可能であるとルルーシュは考えます。そして、シュナイゼルと対立し、全面戦争を行うことになるのです。因みに、この時点でシャルルは亡くなっていたため、ルルーシュはギアスの力で神聖ブリタニア帝国の皇帝に君臨しています。

そして、シュナイゼルはブリタニアの反ルルーシュ派と、ルルーシュのギアスによって操られていたと考え「ゼロ」から離反した「黒の騎士団」をまとめ上げ、戦力とするのです。

ゼロレクイエム

この戦闘にも勝利したルルーシュ。シャルルと対話した際に、Cの世界(人間の意識の集合した世界)に触れた時から計画をしていたことがありました。

そして、枢木スザクとC.C.も共にCの世界に触れ、3人は明日を求める「優しい世界」を作ることに協力をすることになるのです。

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対立していたスザクとルルーシュ。互いにそれぞれの未来のため多くの血を流し続けました。その贖罪として「ゼロレクイエム」を実行するのです。

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この部分は是非とも見て、個々で感じて欲しいと思うので敢えて説明はしません。

彼らが最後に何を求め、何を成し遂げようとしたのか。

そして、世界はどのように変化したのか。彼らのあがきは意味があったのか。

きっと、ルルーシュが背負った十字架の重さに涙することでしょう。

感想

私の大好きなアニメです。

ロボットアニメに分類されるのかも知れませんが、私は実はロボットアニメ系は苦手です。

マシンスペックに偏った演出が多いからです。つまり戦略や戦術を度外視して、高スペックのロボットの力で押し切る感じが何とも腑に落ちないから・・・(汗)

しかしながら、「コードギアス」は知略や戦術を上手く利用して、敵を倒すという部分が重要視されるので見ていて楽しいのです。

また、感情に訴える演出も多く、ルルーシュは自分の思惑と異なる形で大事な仲間を失っていくことになります。中には仲間と言うより、恋人に近い人物もいました。それでも、彼は突き進まなければならなかった。彼らの犠牲を無駄にしないために。

最初は、ナナリーが幸せに暮らせる世界を作るというのが目的であったのに、時が経つに連れ自分が背負った十字架がもうそれだけの重さでないことを悟ります。そこに気づいた時、彼はゼロレクイエムを決断するのです。

感動するポイントは人それぞれだと思います。

私も2度目に見た時は、1度目と違うポイントが心に残りました。

ちょっと長めですが、1度は見てみることをオススメします。


因みに、見たことある人に向けてですが、私は最初見た時は「死んだ派」でしたが、2度目で見た時には「生き残った派」になりました。

「死んだ派」の方が綺麗なエンディングになると思っていたのですけれど、「生き残った派」の解釈の方がC.C.が幸せになれるような気がして、それでも良いかなと思います。

はい。C.C.が大好きなんです(笑)

最初に好きになったツンデレキャラかもしれません。

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では、今回はこんなところで。

adios!!