そろそろ夏休みも折り返しと言った感じでしょうか。
大学生はこれからが夏休み本番かな?
今のうちに沢山、夏休みを堪能しておくのだぞ!!
社会人になったら、お盆に帰省して家の草取りをする毎日になるのだからな(笑)
まぁ・・・そんなことは置いといて、今宵も美しい曲たちをご紹介。
Dark to Light
ジミーサムPの名曲ですね。他にも有名な曲は多いのですが、個人的にはこの曲が一番に好きです。
彼の特徴は、やはり中田ヤスタカ寄りの今風のテクノサウンドですね。
透き通るサウンドのシンセサイザーが軸となって、曲が展開されていきます。
全体的にキラキラしているイメージです。
後は当時、彼の作曲スピードが異常に早かったのを記憶しています。
2週間ぐらいの間隔で投稿してる時もありましたからね;
作り溜めしていたのかは分かりませが、私はそのスピードは到底真似できません。
曲作りについて
暇で時間があっても、すっごく頑張って1ヶ月。
社会人になってからは、3ヶ月ぐらいが1曲作る上での必要な時間です。私の場合はね・・・はい。遅いんです私・・・
曲の作り方は人それぞれのスタイルがありますので、彼がどういう感じに着想を得て、曲に昇華するのかのプロセスは分かりません。
私の場合は、曲先です。
曲の作り方には、詩先と曲先との大きく2つがあります。
詩を先に作り、それに合わせて曲を付けるのが詩先。
曲を先に作り、それに合わせて詩を付けるのが曲先。
どちらにも一長一短があります。
曲先
例えば、B'zは曲先で有名です。曲をTak.Matsumotoが作り、それに後から合わせて稲葉が詩を乗せます。
これのメリットは、無駄なフレーズが出来ないこと。つまり、かなりスマートに曲全体が構成されます。無駄なリピートが入ったり、音がはみ出したりということが発生しません。
デメリットとして、詩が曲の長さに左右されてしまうという点です。これは、無理に詰め込んだ詩になってしまったり、変に間延びした音の詩になってしまうということが出てくる場合があります。
B'zの曲でも、かなり詩が強引じゃねーか?と思う部分があったりしますよね?(笑)あと「〜でしょう」という言葉を多用することで、曲の音数に合わせやすくするという、ちょっとズルいテクニックを使ったりします。
詩先
例えば、槇原敬之が有名ですね。
彼の場合は、詩を先に作り、それに合わせて曲をつけていきます。詩によってイメージが膨らみ、フレーズが浮かんでくるタイプでしょう。
メリットとしては、詩という題材があるために曲フレーズが浮かびやすいという点ですね。その気持ちをどのように音で表現出来るかに集中出来るからです。
デメリットとしては、詩が先であるために、曲が詩の言葉の数に引きずられるという点です。つまり、無駄なフレーズが出来てしまったり、曲の中で違和感を感じる箇所が発生する可能性があります。
マッキーの曲でも、それが出てきてしまう時がありますよね。うん?なぜこのフレーズを繰り返した?という箇所があったりします。それは、先に詩が出来ており、削ることが出来なかった結果だからです。
No Music, No Life
これはボカロ曲ではありませんが、ジミーサムPの投稿した中で、特に好きな曲です。
これも、かなりのスピードで作っている曲だったはず。
曲が出来るためには幾つもの工程を経ていきます。
先ず、楽器の選定。イメージする音に出会うために一日中楽器を探し続けることなんて普通にあります。
次に、作曲作業。これは各楽器のフレーズを作るということ。
そして、MIX作業。これは、各楽器の特性を考慮し、音の加工やEQ(Hz帯の調整)を行う作業です。
最後にマスタリング。これは、各楽器をコンプレッサーで圧縮し曲の中で変な強弱の差が出ないように調整することです。または、一定以上の音圧に行かないようにするリミッターという機械で調整することもあります。そして、楽器を全部合わせて、さらにコンプレッサーやリミッターによる調整を行います。
このマスタリングで、音の雰囲気はガラッと変わります。コンプレッサーをかける(圧縮させる)ということは、空間の音の広がりを抑えつけることに近い状態になります。つまり、窮屈な音になるんです。でも、コンプレッサーをかけないと、音の波形がはみ出してクリップ(データ化出来ずに音の欠損となる部分)が発生するのです。
このせめぎ合いが一番苦労します。そのためにEQで余分な情報を消して、波形がクリップしにくいように調整し、出来るだけコンプレッサーによって波形が叩かれないように調整していくのです。
ジミーサムPは、この過程を経ているはずですが、驚異的に作業が早い。それと、音がクリアで本当に美しいです。
当時は、どうしたらこんなにクリアに音が作れるのか不思議でたまりませんでしたね。今でもですけど・・・(笑)
サイハテ
ポップな曲調なのに、本当に切ない大事な人に捧げるレクイエムです。
恐らくは火葬場の状況だと思うんですよ。
あの扉って、故人との本当に最後の別れという感じがしますよね。
歌詞が心に刺さります。本当は辛い気持ちでいっぱいのはずなのに、それを明るく振る舞って、「お別れ日和だね」と言うその歌詞が、聞いている人の心をさらにギュッと締め付けます。
音質はそれほど良くはありませんが、ボカロの名曲の一つに間違いないと思います。
サイハテ 英語歌詞ver.
SweetAnn による英語カバーです。このバージョンは、音質がクリアになって、より聴きやすくなっています。
サビは「So now Goodbye」なのですが、最後だけ「Sayonara」なんですよ。
これもまた涙を誘います。
ハイハハイニ
格好良いKAITOはここにいますよ!
ギターのサウンドの中に、ピアノとオルガンが美しく絡み合います。
そして、KAITOの澄んだ声が響き渡ります。
この曲は、男性の歌ってみたが乱立しましたよね(笑)
でも、なかなか本家を超える歌い手は現れなかったような気がします。
それほどまでに、本家のインパクトが強すぎですね。がっちり、KAITOの声がこの曲にフィットしすぎてます。
ディレイ(声を響かせるような加工)も綺麗に入っていて、KAITOの声が空間に広がっていくのが気持ちいいです。
結構な割合で、不遇な扱いを受けるKAITO。
やる時は、出来る男なのですよ?(笑)
crossfade
KAITOの低音が美しい曲です。
スルメ曲ですね。聴けば聴くほど好きになっていきます。
曲としてはシンプルな作りなんですけど、KAITOの安定した声が曲をしっかりと支えていますよね。
KAITOをここまでちゃんと音を均一に出してあげるのは大変だと思います。
全体として音がこもり気味なので、是非ともReMIXとマスタリングをし直すと、さらに光る曲だと思います。
イラストも神秘的で凄くマッチしています。
赤とんぼ
ハウスのリズムで、体が自然とノッて来ますね
エレピが全体で優しく、そして美しく入っていて、うっとりします。
このアレンジは想像していませんでした。皆が知っている曲「赤とんぼ」が、これほどまでに格好良くそして美しいアレンジになるとは!
当時、何度もリピートして聞いていましたね。
ハウス調で確かに格好良いのですけど、哀愁ただよう感じをちゃんとエレピが醸し出しいて、絶妙なバランスを保っています。
自分たちの幼少期の記憶が蘇るのではないでしょうか。
なんとなく涙が出てくる曲です。
さて、今回はここまで!
懐かしボカロは、また来週。
それでは、adios!!